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 ニューヨーク RUSH & メジャーリーグ観戦記 2013

 14.23日−4 ジョーンズ・ビーチへ







 さて5回裏、自分が見られるイチローの最後の打席です。ここまでノーヒット、最後にかっこいい所を見せてくれ。






 やっぱりイチローはスーパースターでした。ボテボテのピッチャーゴロでしたが、得意の内野安打で出ました。
 観客もイチローのこういうプレーは良く知っているようで大歓声が上がっていました。




 さらに盗塁も決めてくれました。




 ここで大黒柱カノーがタイムリーヒットを放ってくれれば5回で2-1、コールドゲームにでもなった気分で帰れるのですが、アーチャーが三振に打ち取ります。




 しかしキリがいいのでここで帰ることにしました。この旅の最も重要な目的であるラッシュのライブに遅れるわけにはいかないので。




 試合中のヤンキースタジアム前はガラガラで寂しい。またここへ来ることは果たしてあるでしょうか。しかしチケットが高すぎるのでまたメジャーリーグを見る機会があったら別のスタジアムへ行ってみたい。

 駅前の売店では1ドルでペットボトルの水を売っているので買って、いざジョーンズ・ビーチを目指します。




 ジョーンズ・ビーチ・シアターとはロングアイランド南の細長い島の海上にステージがある野外のホールです。
 マンハッタンからJFK空港のちょっと倍ぐらいの距離でしょうか。もちろん基本的には車で行く所です。

 車なしで行くにはペンステーションからLIRRに乗ってフリーポートという駅で降りればそこから無料のシャトルバスが出ているとのこと。このように行くのは簡単そうなのですが、やっぱりアメリカのライブは帰りの足が問題です。
 時刻表を見るとこのシャトルバスの最終は19:30。ライブが終わるのは23:00です。いろいろ調べるとライブがあろうが臨時のバスなど無いと考えた方が良さそうです。タクシーもガンガン来るわけでもなく捕まえるのが大変そう。




 調べていたら往復送迎バスのサービスがあったんですね。49ドル。マンハッタンからJFK空港の片道のタクシーの相場が50ドルなのでその倍で往復だと200ドル以上、そう考えると安いように思いました。あれこれ悩むよりこれでいいだろうと予約しました。
 こんなローカルな会社のサービスも日本からクレジットカードで予約できます。




 というわけでいつものペンステーションの通りに戻ってきました。バスの待ち合わせ場所はこの通りなんですね。ということはほとんどホテルから現地まで送迎してくれるようなもので。それがこのバスを選んだ理由の一つでもあります。




 バスは見つからなかったんですが、待ち合わせ場所の向かいにそれっぽいのが停まっていたのでこれでいいのかなと思って見ていると、自分の来ているラッシュのTシャツを見た人がヒアーだと教えてくれました。
 親切なアメリカ人もいるものだ。ものすごく気難しそうな顔をしたあんちゃんだったのでサンキューぐらいしか言えませんでしたが。

 そしていつものように係のお姉ちゃんに予約書とパスポートとクレジットカードを見せて、リストバンドを手に巻かれて乗り込みます。帰りもリストバンドを見せて乗るようです。




 Party Busと銘打ってありましたがパーティー要素は全然無かったですね。ラッシュの曲をかけまくってみんなで歌いながら行ったりするのかと思いましたが。
 バス内のモニターで流れていたのは何故かブラック・サバス。しかも故ディオがボーカルのヘブンアンドヘル名義のやつだ。「ラッシュを流せ」みたいな声もちらほらありました。




 マンハッタンを出るまではすごい渋滞で全然進まなかったんですが、トンネルを抜けてブルックリンに入ってからは スイスイ進みます。




 ジョーンズ・ビーチへ続くワンタフの辺りの街並みです。




 ここの辺りでどう考えてもバスが道に迷ってるんですね。かなり進んでから引き返したりしています。運転手は大丈夫なのか。




 ビーチへ通じる海上の道路へ出ました。これでもう安心だ、と思いました。




 しかしジョーンズ・ビーチ・シアターはもう見えているのにバスは素通りして走り去ってしまいました。
  おとなしい客もさすがにヒアー!と騒ぎ出します。ヒアーばっかりだ。多分入口がわかんなかったんだと思う。 結局Uターンして引き返します。




 そんなスリルを味わいながらようやくたどり着きました。

 降りる時見たら運転手は黒人のデカいおっ母さんでした。17:00にマンハッタンを出て着いたのは18:45。マンハッタンの渋滞とおっ母さんの珍プレーでかなりロスしていると思います。

 ここがこの旅のメインの目的地、ジョーンズ・ビーチ・シアターです。
 夏の間はここに毎日のように有名バンドが来てライブを繰り広げます。ラッシュも毎回ツアーにここでのライブを組み入れています。
 今年のスケジュールは下記の通り。ずっとここにいたくなるラインナップです。特にこの前の日がフリートウッド・マックじゃなくてデペッシュ・モードだったらなあ、日本に来ないビッグバンドを続けて見ることが出来たのに。


Fleetwood Mac Jun 22
Rush Jun 23
Dave Matthews Band Jun 25,26
Heart & Jason Bonham Jun 27
One Direction Jun 28,29
Phish Jul 12
Unity Tour: 311, Cypress Hill & G. Love & Special Sauce Jul 13
Sublime with Rome Jul 14
Daughtry, 3 Doors Down & Ed Kowalczyk Jul 17
Big Time Rush & Victoria Justice Jul 18
Lil Wayne, T.I. & Future Jul 19
Jonas Brothers Jul 20
Blake Shelton, Easton Corbin & Jana Kramer Jul 21
Train, The Script & Gavin DeGraw Jul 23
Imagine Dragons Jul 25
Americanarama Festival of Music: Bob Dylan, Wilco & My Morning Jacket Jul 27
Under The Influence Of Music Tour: Wiz Khalifa & ASAP Rocky Aug 06
Black Crowes & Tedeschi Trucks Band Aug 10
Honda Civic Tour: Maroon 5, Kelly Clarkson & Rozzi Crane Aug 11
Matchbox Twenty & The Goo Goo Dolls Aug 17
Rockstar Energy Uproar Festival: Alice Chains, Janes Addiction, & Coheed And Cambria Aug 18
Jimmy Buffett Aug 20,22
John Mayer & Phillip Phillips Aug 28
Allman Brothers Band & Grace Potter and the Nocturnals Sep 07
Depeche Mode Sep 08






 ライブまではあと45分。しかしジョーンズ・ビーチに来てビーチを見ないっていう法はないだろう。グッズは前回のハーシーで買ってあるのでパッと行って戻ってくれば間に合うはず。見た感じまだスタンドに客は全然入っていないみたいだし。




 というわけでハーシーの時と同じく広大な駐車場を延々歩いてビーチを目指します。




 どうやらここから出られるみたいです。




 そしてまたしばらく歩くと海が見えてきました。




 ビーチに着きました。細長い島なので見渡す限り全て海です。




 ボードウォークも先がわからないほどです。しかし日曜だというのに空いていますね。




 海水浴客もあまりいません。マンハッタンから遠いここは穴場なんでしょう。この次の日にマンハッタンから近いコニーアイランドにも行きましたがそっちは凄まじく混んでいました。




 数十分でしたが海が見られて良かった。ジョーンズ・ビーチ・シアターへ戻っていよいよメインイベントであるラッシュのライブに臨みます。



次回 15.23日−5 ラッシュ/ライブ・アット・ジョーンズ・ビーチ・シアター








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