HOME > index >  12.4/11−3 MLS アースクエイクス×ホワイトキャップス@Avaya Stadium



 カリフォルニア MLB観戦記 2015

 12.4/11−3 MLS アースクエイクス×ホワイトキャップス@Avaya Stadium







 アメリカでも野球・サッカーのはしご観戦に挑む。メジャーリーグの後、メジャーリーグサッカーを見にいざサンノゼへ。

 しかし球場を後にして、そのままサンノゼへ直行できるはずのアムトラック、キャピトルコリドー4:12発が時間を過ぎても来ませんでした。これ止まってるのは逆方向行きの電車なんですよ。とっくに行ってるはずの逆行き列車が止まりっぱなしなのはやばい。




 「system delay due to passenger train trespasser incident」とか掲示板には書いてある。trespassというのはジェネシスのアルバムであったぞ、邦題はたしか「侵入」。線路に侵入者がいて遅れたってことだろうか。我ながらどんな英語力だよ。

 止まってる列車の駅員が降りていたので「この次のサンノゼ行の列車は来るんですか?」と聞いても「知らない」と取り付く島もない。まあ予想通り海外では当たり前。その後この逆方向行き列車が去って行って30分くらい待ってましたが来ない。サンディエゴの時の例もありアムトラックは来ない時は本当に来ないぞ。無人駅なのでなすすべなし。

 仕方ない、大回りになるけどBARTで空港まで行って近郊列車カルトレインに乗るルートを取るか。自分が落ち着いていたのもこの別ルートを想定していたから。これ無かったらパニックですよ。




 というわけで急いでいたのでBARTは割愛。空港の一つ先のMillbrae駅に着きました。ここで切符を買ってカルトレインに乗り換えます。列車はすぐに来たので慌てて乗り込む。




 カルトレインは混んでいた。しかし時間に正確だった。カルトレイン最高や! アムトラックなんていらんかったんや!




 あれがこれから行くMLS(メジャーリーグサッカー)サンノゼ・アースクエイクスのホームスタジアム。通り過ぎてしまうのはもったいないがまずホテルに行かないといけない。




 サンノゼ駅を降りた時キックオフの30分前を切っていました。まず急いでホテルへ。しかしスタジアムへのシャトルバス発着場所は駅を挟んで逆側のダウンタウンの方にあるのでこれはもう間に合わない。タクシーで行くしかないなと思いました。




 全米チェーン店motel6に到着。チェックインの際タクシー呼べる?と聞くと無言でタクシー会社の電話番号を書いたメモを渡される。これがアメリカなのだ。ここは車込みで泊まるのが当たり前のホテルっぽい。

 部屋に入り電話する。英語で電話してタクシーを呼ぶ、というのは自分にはハードル高いがとりあえずホテルの住所を告げる。海外ではとにかくしゃべった方がいい、知ってる英語や日本語でも。アピールしないと誰も助けてくれないのだ。会話はあまり成立しなかったが「2分で行く」と言っている。入口へ行ったら本当にすぐ来ていた。駅に詰めていたのが来たんだと思いますが。




 運転手はエルメート・パスコアールみたいな仙人みたいな爺さん。念のため用意しておいたスタジアムまでの地図を渡すと「ああサッカーゲーム?」と言うので「そう、サッカーゲーム」と言う。アメリカではやはりフットボールじゃなくてサッカーなんだな。

 ほんの10分程度でスタに到着する。電話してすぐ来て10分とはアメリカのタクシーを見直した。素晴らしい仕事ぶりにチップをはずんでおきました。というわけで「公共交通機関のみで行く」旅行でしたがここだけタクシーを使ってしまいました。猿岩石のヒッチハイクみたいなもので。




 eチケットをピコーンしてゲートをくぐるといきなりゴール裏だった。これがサンノゼ・アースクエイクスが10年待って手に入れた、今年から使う新しいサッカー専用スタジアム、アバイア・スタジアムだ。こけら落とししてまだ3試合目であった。それまでは爆笑スタジアムという1万人しか入らない大学のスタジアムを間借りしていたので、この2万人収容の専用スタジアムは活気もあった。




 後ろの芝生ゾーンも広々としている。




 片方のゴール裏は完全自由席でスタンドは作られず風通しを良くしている。アメリカで新しく作られるサッカー専用スタジアムはこのようなコの字型が多い。




 向こうのゴール裏にはコアサポがいるようだ。サンノゼウルトラス。この時点で5分だからほぼキックオフに間に合ったと言える。




 コンコースを通り、自分の席へ向かいます。




 グラウンドレベルが高いシートとなっているようだった。




 ようやく自分の席を探し当てる。年間シートが売れているらしく、このような斜めの席しかなかった。スタンドが一層なので昇っていくのが結構疲れる。30列ぐらいあったかな。デカい割に一層しかないという豪快な作り。しかし得点と時間表示がどこにも無いんだな。




 サンノゼ・アースクエイクス×バンクーバー・ホワイトキャップス。さあ、どんな試合やってるんだろう。

 サンノゼのスター選手は8番のクリス・ウォンドロウスキ。アメリカ代表でMLSの得点王やMVPになったこともある。センターフォワードと聞いていたけど中盤の選手だった。




 センターフォワードにはアダム・ジャーンという更にデカそうな選手がいた。パワープレイ要員って感じの。




 ホンジュラス代表のセンターバック、ベルナルデス。すごい体だ。サンノゼは彼とアメリカ代表グッドソンを中心とした守備的なチームでした。このように中米カリブの選手も多い。




 トリニダード・トバゴ代表のカトー。トリニダード・トバゴの選手を見る機会はそうない。




 ガンビア代表のニャシー。俊足でカウンターを狙う。ガンビアというのはアフリカの物凄く小さい国だ。




 コーナーキックからグッドソンがゴールを狙う!




 0-0でハーフタイムへ。マスコットは「Q」という何者かわからないキャラ。しかしアースクエイクス、地震ズって日本じゃ多分付けられない名前なので新鮮だ。




 一番上まで上がりゴール裏を見てくる。ちょっと怖い。




 ゴール裏最上階コンコースより。ちなみにあっちの向こうは空港で、飛行機が発着してるのがバンバン見えます。こんなスタジアム建てて大丈夫なんだろうか。




 スタジアム内のチームストアは小さかった。入口に大きいストアもあったと思うがそういえば見る時間がなかった。




 突然メインコンコース中央が塞がれて通れなくなってしまいました。何が起こるのかと思ったら、




 ここで選手が入場してくるのを近くで見ることが出来るのでした。ウォンドロウスキとゴールキーパーのビンガムが入ってくる所。Jリーグでもやって欲しいファンサービスと言えます。




 さて後半開始。逆スタンドの上の隅にアウェイ、バンクーバーサポーターを発見しました。白い旗を振っている、20人ぐらいでしょうか。確かにバンクーバーから来るのは大変だろう。アメリカはバカでかいのでアウェイサポの席はそんなに必要ないので片方のゴール裏無くても問題ないと言える。
 サンノゼも近くの人気チーム、ロサンゼルスギャラクシーと試合をする時は7万人入るアメフト49ersのリーバイス・スタジアムを借りるようです。




 こっちがホームのサポーター。ゴール裏でもコアサポと言えるのはあの中央3ゾーンだけのようです。夜は結構寒かったけど裸族もいる。




 後半しばらくしてようやく得点とタイムが表示されました。でもあんな小さい。




 後半30分、ニャシー先生が混戦からゴールを決めホーム、サンノゼ先制!




 スタジアムの雰囲気はJリーグと似ていてゴール裏以外はおとなしく見ていますが、やっぱりゴールが決まった時はアメリカらしく大盛り上がりですね。ホームチームがゴールを決めて盛り上がる瞬間が見たかった。




 終盤サンノゼは守りに入り、時間稼ぎなど荒れた雰囲気にもなりましたが、




 結局守り切り1-0で勝ちました。




 ホームチームが勝つのは嬉しい。ここまで来た甲斐がありました。




 入口付近すぐにシャトルバスが来ます。結構並びますが次から次へやってくる。運賃はたしか2ドルだったよな、運転席横にある 紙幣投入口に1ドル札2枚をねじ込むようにして入れます。例によって興奮した車内で日本人1人で乗るのは心細い。




 ダウンタウンに降ろされるので、ホテルまで20分くらいかけて歩きました。サンノゼは全米有数の治安のいい街と言われています。銀座を彷彿させる雰囲気で、安全だなというのは肌に感じてわかりました。LAの夜は雰囲気だけで怖かった。




 次の日にアリアナグランデちゃんのライブがあるアリーナ、SAPセンター。明日見に行くぞ!



次回 13.4/12−1 フィッシャーマンズワーフ観光〜ドットコ再訪






HOME > index >  12.4/11−3 MLS アースクエイクス×ホワイトキャップス@Avaya Stadium


inserted by FC2 system