HOME > index >  07.22日−2 ヤンキース VS レイズ 前編



 ニューヨーク RUSH & メジャーリーグ観戦記 2013

 07.22日−2 ヤンキース VS レイズ 前編









 というわけで自分の席につきました。グランドから一段高いメイン席の前から2番目です。
 ここから1ブロック前に行くか右に行くかすると値段が3倍くらいになります。よって中央で100ドル台で見るならギリギリの席ということになります。




 図でいうとこの位置です。明日はラッシュのライブの時間から試合は半分くらいしか見れなそうなのでさらに一段高いテラス席にしてあります。しかし最前なのでいい感じでした。

 ちなみにメジャー観戦にはいろいろ不文律がありました。隣の人が席を立つ場合、日本だと座ったままちょっと足をどけるとかなんですが、アメリカだと必ずしっかり席を立って移動させてあげないといけません。
 ちょっと足をどけるだけだと多分失礼なんだと思う。メジャーリーグでも不文律を破ると「こいつは外国人だから知らないんだな」をいう斟酌なしにいきなりデッドボール投げるから怖くてなあ。

 あと奥の方の席の人が売り子からビールなどを買う場合、客がバケツリレーのように料金を運んであげるとか。自分もいきなり隣の奴に小銭を渡されるから一瞬何かと思ったが、聞いたことがあったのですぐ隣に渡せました。




 これがレイズとヤンキースのオーダー。ビール買ってたらメンバー紹介に出遅れた。わかんなくて変な銘柄のを買ってしまって。考えたら普通にバドワイザーとかハイネケンとかでよかった。
 ちなみにヤンキースは41勝33敗、レイズは38勝37敗でこの時点では上にいました。

 ヤンキースのチーム状況を簡単に説明すると、主力のスター選手4人、ジーター、Aロッド、テシェイラ、グランダーソンがケガで離脱中。

 代わりにウェルズ、オーバーベイ、ハフナー、ユーキリスといった過去に実績のあった選手をかき集め、開幕してしばらくはこれらロートル選手が活躍していたがこの試合の時点ではもう不振に陥り貧打線になっています。

 孤軍奮闘しているのがカノー。ガードナー、イチローがそれに続くという状態。イチローも.270くらいでキャリア最低といっていい数字。後はルーキーのアダムズ、アルモンテ、便利屋のニックスといったメンバーが穴を埋めています。




 一方レイズで見たかった選手はショートのエスコバルです。メジャーの守備のスーパープレイ集の常連で、 あの日本では見られない、どんな体勢からでも腕だけでピュンと投げるヤツをよくやる人です。 開幕から打撃不振で出るか心配でしたが帳尻を合わせて来ました。ちなみに人間的には結構クズらしいです。




 さあイチローがチンコを握りながら登場! 今シーズン不調でもやっぱりイチローを見にここまで来たんだから燃える。






 いきなりキレイなセンター前ヒットを打ってくれました。サンキューイッチ!






 そして大黒柱のカノーがチンコを握りながら登場。ここでは四球を選び後続が倒れ点は入りません。

 カノーはこの試合1安打4四球で全て出塁。いかにヤンキースでカノーだけが恐れられていたかわかります。




 先発はエース格のサバシアです。メチャクチャ重そうな力のあるボールを放ります。しかしランナーはよく出すしカウントは悪くするしテンポはあまり良くありません。




 カーン! とレイズ4番ロンゴリアにライナー性のホームランを打たれました。低い弾道で糸を引くようにバックスクリーンに飛び込むすごい打球でした。




 で、クイズ。メジャーはイニング間に常になんかやります。客を飽きさせないようにするサービス精神は日本でも見習いたい。




 イチローの第二打席。毎年20盗塁とか実績が書かれています。




 しかしここはファーストゴロ。今年のイチローは1試合1本しかヒットを打たないと言われているのでさっきので終わりのようです。この後謎のルーキーアルモンテのヒットで2点を取り逆転します。




 レイズ先発はルーキーのコロメ。そんなに悪くなかったんですが結局今シーズン3試合しか投げなかったレアキャラです。




 そしてまたクイズ。




 5回、ヤンキース4番ハフナーの打席の所でレイズは3塁をガラ空きにするシフトをとります。しかし打率2割程度のハフナーにそんなことする意味あるのかなーと思っていたら、ゴロを打って一塁ランナーのカノーが空いている3塁を落としいれるフィルダースチョイスで1、3塁。
 こうなるとコロメがストライクが入らず連続四球で押し出し。ここでピッチャー交代です。




 なおも満塁のチャンス、というところで騒げ騒げと観客を煽ってスタジアムは大そう盛り上がります。




 しかし次に出てきたレイズのトーリスが神のようなピッチング。ここから見てもわかるかなり鋭くてコーナーに決まってそうな球。あっという間に連続三振を奪い満塁のピンチを脱します。




 チャンスの後にピンチありってことでサバシアがおかしくなり、ノーアウト2、3塁とされます。

 しかしさすがエース、2番ロドリゲス、3番ゾブリストを打ち取り2アウトまでこぎつけます。




 これがそのゾブさん。3番を打つ生え抜きの主力選手なのに二遊間・外野どこでも守る。ロッテでいう堀みたいな選手でしょうか。そう考えるとかなり親近感が沸きました。




 2アウト2、3塁で怖いロンゴリアを歩かせて満塁にします。珍しいメジャーの敬遠いただきました。続く5番は打率2割に満たないルーキーのマイヤーズです。当然の選択でしょう。




 ゲェーッ!! 満塁ホームラン食らったがなあ! 4番を敬遠してルーキーに満塁ホームランを打たれるエースがいるらしい。
 実はこのマイヤーズ君、ここから後半戦大爆発して3割近く・50打点を稼ぎ新人王候補に挙げられるほどの活躍をします。記念すべき彼のメジャー第1号でした。 5−3とレイズが劇的に逆転します。あやうしヤンキース!



次回 08.22日−3 ヤンキース VS レイズ 後編








HOME > index >  07.22日−2 ヤンキース VS レイズ 前編


inserted by FC2 system