ここからトップデックを降ります。この階段も狭くて昔のスタジアムっぽい感じ。最新のスタジアムみたいなスロープやエレベーターは無かった。エスカレーターは下の方に古いやつがあった。各階を見ながら降りていく。
チームストアにも行き、地味な色のキャップを買いました。
古い球場だけどコンコースは広い。
そして自分の席に着く。ちょうど日没を迎えてロケーションはとてもいい。
この試合で注目していた選手はドジャースはジョク・ピーダーソン、パドレスはウィル・マイヤーズです。
ピーダーソンはまだ22才の大物ルーキー、去年AAAで3割30本30盗塁を達成。彼のポジションを空けるためにドジャースはチームの顔だったマット・ケンプをパドレスへ放出。それ位期待されています。
マイヤーズは当サイトではお馴染み、2年前ヤンキースタジアムで鮮烈な印象を残した元レイズの新人王。新人王が2年目に不振だっただけで放出されるんだぜ？ メジャー怖すぎる。そんな2人の若手イケメン対決を期待していた。
あとやっぱり2年前ヤンキースタジアムで見た左腕投手、トーリスもパドレスにいるから見たいなと思ってましたが、この旅の直前にメッツに移籍していたのを知ったのは帰ってからでした。
良く見たらすぐそこにそのマイヤーズがいた。ファンのサインに応じていた。とてもいい奴だ。
スーパードジャードッグを食う。あまりスーパーな感じはせず普通だった。ちなみにメジャー球場はどこでもケチャップとマスタードのスタンドがあり自分の好みでかけるようになっている。
AC/DCのライブの宣伝。このドジャースタジアムで行われる。
もうすぐ試合開始だが、マイヤーズはまだ捕まっていた。子供にズボンをガッチリつかまれている。
去年のゴールドグラブ賞がグリンキーとゴンザレスに贈られるセレモニー。ゴンザレスって守備上手いのか。
全員起立。国家斉唱はJasmine Vという若手女性歌手。ググると日本でも通用しそうなルックス。
IT'S TIME FOR BASEBALL さあ、野球の時間だ！
ウホッ、この内野スタンド4層もあるんだぜたまらんのう。まさに60年代のマンモススタジアムを雰囲気を今に伝える――アポロ計画、ベトナム戦争、公民権運動、アメリカが青春だった頃にこのスタジアムは出来た。ロマンです。
こんないろんな所を歩き回るせわしない旅ではなく、6連戦の週にLAに来てドジャースタジアム6回行くとかでも良かったかも。その位魅力あるスタジアムだ。
始球式は日本でも有名な、去年引退したサッカーアメリカ代表のランドン・ドノバン。ハゲのイメージあるから帽子被ってると誰だかわからない。MLSではロサンゼルス・ギャラクシーに長く在籍していたので呼ばれたんだと思います。
パドレスの攻撃、初回から登場は去年までドジャースの主砲だったマット・ケンプ。ブーイングでも浴びるのかと思いきや球場を埋め尽くすドジャースファンから暖かい拍手で迎えられます。
しかし第二打席ではブーイング、第三打席では特に何もなかった。推理すると初回ヒットを打ったので次はブーイング、その後いろいろあったので第三打席ではケンプのことなんか忘れていた、という風に思うのですがどうでしょう。
パドレスは大補強をしたことで今シーズン注目されていて、主砲のケンプとアップトン、先発エースのシールズ、そして4年連続セーブ王のキンブレルと、ほとんど別のチームというほど変貌しています。
ケンプヒットの後、この4番アップトンのホームランでパドレスが2点先制。
ドジャースもすぐその裏、3番エイドリアン・ゴンザレスのホームランで1点を返します。初回からホームランを打ち合うエキサイティングな展開。
スタジアムを夕闇が包む。とても美しい。ドジャースタジアムに抱かれたい。
ここで謎の軍人さんがゲストで登場。野球の試合で軍人が称えられる、これがアメリカなのだ。何者なのかは知らない。
2回裏、1・3塁のチャンスで注目のピーダーソンがチンコを握りながら登場！ 結果は四球。次が投手だから。
しかし先発ピッチャーのマッカーシーが満塁でファールを連発し粘りまくる。すると観客がスタンディングオベーションでマッカーシーを後押し。投手の打席でこんなに沸くとは、昨日のNBAに劣らない大盛り上がりだ。結果は押し出しを選びドジャース勝ち越し。
その後チャレンジってやつが発動。チャレンジ制度を知ったのが帰国後だったので「へーメジャーって判定覆るんだあ」なんてボンヤリ思ってましたが。
選手に何をやらせてんだ、って感じのおもしろコーナー。
ストールンベースに引っ掛けて文字通り少年がベースを取ってきて走るコーナー。
5回裏にとんでもないことが起きる。ゴンザレスが3打席連続のホームラン！ スタジアムは興奮のるつぼと化す。
パドレスの先発キャッシュナーは3発打たれた後に怒りの3連続三振をひっそり見せますがこの回でマウンドを降ります。
メジャーリーグのナイターを見るのは初めてだった。この巨大なスタジアムが興奮に包まれる光景は子供の頃見たことがあるぞ。何だっけ、そうそうアニメ「スペースコブラ」のラグ・ボールを思い出した。 コブラが最後に予告ホームラン打つやつ。あれはメジャーリーグをモデルにしていたはず。 ドジャースタジアムは大人を少年に戻してくれる。
そういえばパドレスファンは全然見なかった。ただ一人パドレスの帽子を被ったおっちゃんを見たくらいで。カリフォルニアはドジャースとジャイアンツの人気がずば抜けている。
そして帽子クイズ。これはどこのスタジアムでもやるようだ。
とてもシュールな画像。写真は撮ったものの、どういうコーナーだったのか今となっては全くわからない。上島竜ちゃんかと思ったが、背番号5はサードのウリベ、ベテランのメジャーリーガーである。ホワイトソックス時代は井口と共にプレーしていた。
6回表にパドレスが5番ミドルブルックスのホームラン、さらに連打で6-4と反撃開始。
マウンドに 集う僕たち 困り顔〜。メジャーリーグギャグ漫画「ボブとゆかいな仲間たち」のセリフを思い出す。 マッカーシー降板。5回4失点は褒められたものじゃないが、リードしているせいか拍手で見送られます。ところで客席にさっきの軍人いるな。
その裏ピーダーソンが打ってくれた。片鱗を見せるツーベースヒット。
1・3塁として今のドジャースの顔ヤシエル・プイグ。去年日米野球で日本にも来てくれました。しかしこの日は全く打てず。ゴンザレス3連発が全てソロホームランだったのもプイグが5タコだったせいで。
しかし次は1・3塁のままゴンザレス登場！ 当然観衆は4連発を期待してスタンディングオベーション。
パドレスの方もゴンザレスを打ち取るために左のガルセスに交代という燃える展開。間違いなくこれがこの試合で一番のハイライトでしょう。
結果は、センター前ヒット！ 4連発は無かったがこの日4安打4打点、ゴンザレスナイトでした。まさにメジャーリーグ、これぞメジャーリーグ。
きれいな両津勘吉みたいな顔して、打率.750、ホームラン5本という開幕3試合とはいえ驚異的な数字。イケメン対決とかフジテレビみたいなこと言ってスマンかった。やっぱり男は両津だよな。
♪テイクミーアウトゥーザボールゲーム〜ナントカカントカ〜ワン！ツー！スリー！
この7回の「私をやきうに連れてって」。毎試合聞いた。オルガンの音が懐かしい。
ここまでノーヒットだった大ベテランのロリンズ、最後にスリーベースヒットを放って笑顔。さすが2000本安打も達成した男。なお後で見たら記録はエラーだったもよう。
7-4のまま9回へ。ドジャースは抑え登場。両津の後ろに現れたのは、ペラルタ？ 選手名鑑によるとドジャースの抑えはジャンセンって人のはずだが。ペラルタってあのペラルタじゃないよなと思ったらあのペラルタだった！
2年前ニューヨークで見た、ヤンキース相手に炎上した「なんか打てそうな気がする」ペラルタ。 レイズからドジャースに行ってたのか。それにしても抑えで出てくるとは。
パドレスの代打ベナブル。千葉ロッテマリーンズ初年度の助っ人マックス・ベナブルの息子。今年は大補強のあおりを受けて4番手の外野手。
最終回ともなると結構ガラガラである。アメリカ人は帰るの早い。あっ、マイヤーズはペラルタとの元レイズ対決でヒット打ちました。他に活躍する所無かったもので。
ペラルタは今度は炎上することなく4凡で締めドジャースWIN! 試合終了。ホームラン5本も見られたしエキサイティングな試合でした。
22:30くらいに球場を後にする。さよならドジャースタジアムまた会う日まで。
帰りのバスはこのようにきちんと並んで乗ります。ユニオンステーションまではやっぱりちょうど30分くらいでした。どこのシャトルバスもそうですが駐車場を出るまでが渋滞でとても混んでいる。駐車場さえ出てしまえばスイスイ走ります。ハイテンションの客が英語でまくしたてている車内で一人で乗っているのは心細いですが。
23:00すぎにユニオンステーション到着。ニューヨークと違い、終電なしということはないのであんまり遅くなると時刻表を確認しておく必要がある。
ちなみにロサンゼルスでも歩く人のためにエスカレーターの片側は空けていた。
球場でもらったシャツと買った地味な色のキャップ。
次回 05．4/9−1 ロサンゼルス−サンディエゴ〜ペトコ・パーク