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 カリフォルニア MLB観戦記 2015

 03.4/8−1 ハリウッド観光〜ドジャースタジアム







 朝10時、LAメトロのレッドラインに乗ってハリウッド/ハイランドセンター駅に着きました。
 この旅行で全くイベントが無いのはこの日の昼のみである、夜のドジャース戦しか見る物が無い。というわけで観光が苦手な自分も観光をしないといけない。




 そんでチャイニーズシアター。手形や星があるところ。観光客に物を売り付けようとしたり、変な奴もいっぱいいたので注意が必要。




 とりあえず日本人一つ発見。まあこんなもんでいいだろう。




 ハイランドセンターのバビロンコート。ハリウッド草創期の映画「イントレランス」のセットを再現している。「栄光なき天才たち」に出てきた映画か。ここからでも遠いけどハリウッドサインは見える。




 うむ。目的は達した。




 しかしもう一つ見たい所があった。ハリウッドボウルというジョーンズビーチシアターの山バージョンみたいな巨大野外シアターがこの近くにある。ビートルズがライブをやって同名のライブアルバムがあることで有名。夏には毎日ライブが行われる所だが、公式サイトによるとオフシーズンも開放しているらしい。たしか火曜から金曜は開いてるとかだった。スタジアムマニアとして見て見たい。
 ロサンゼルスのことだから車でしか行けない所にありそうなものだけど、なんとこのハイランドセンターからまっすぐ北へ行くだけ。地図では近そうだったけど上り坂なので結構疲れる。昨日の雨とはうって変わって快晴。4月でも暑い暑い。




 途中で公園に迷い込んだ。




 ハイランドセンターから15分くらいで着いた。もっと歩いた気がするけど外国の誰も歩いてない所を一人で行く緊張感のためか。




 人っ子一人いない。あの右んとこにスキマがあるので入っていいんだよな? 入っちゃうぞ。




 入ってみた。所々で補修工事が行われていた。




 工事やってたんで一番上までは行けなかったけど、行ける最も高い所まで来た。17,376席ある。日比谷野音の5倍以上か大迫力だ。ビートルズやラッシュのライブが浮かんでくる、ここからでも良く見えそう。夏は全く雨が降らないLAだから出来る芸当だ。ああライブで来たかった。ステージ右上にハリウッドサインもちゃんと見える。




 ハリウッドボウルミュージアムが併設されている。せっかくだから見てきた。中には暇そうなお姉ちゃんが番をしているだけで誰もいない。




 たいした広さじゃなくて、5分もあれば見終わる。やっぱりビートルズに関する展示が多かったかな。




 帰りは下り坂だから楽ちんだ。しかし誰もいなかった。チャイニーズシアターに来る観光客もちょっと足を伸ばして来てもいいんじゃないでしょうか。上り坂15分歩くのはきついかも知れない。オフシーズン開放されてるかどうかは公式サイトで確認してください。




 帰り道にはかっこいい砲台があった。イカす。




 戻ってみるとハイランドセンターはすごい人だかりでマスコミも詰め掛けていた。America's Got Talentという番組の収録があったとかで。司会者みたいな人が出てきて写真を撮られていたが、知らないので帰った。




 L.A.LIVEに戻ってきました。まだドジャース戦には時間があるので心の師匠・奥田英朗に倣って「旅先で映画」に挑戦することにした。ハリウッドのお膝元で映画を見るのもいいだろう。Regal Cinemas L.A. LIVE Stadium にて券売機でしばらく格闘しチケットを買う。13.75ドル。日本とあまり変わらないじゃないか。

 アメリカの映画は、邦画の予告が無いのがいい。当たり前のことだが。日本の映画館だと洋画を見にいってるのにジャニーズ映画の予告を4連発で見せられたりするがそれがないのが嬉しい。予告でやってたマッドマックスやトムクルーズのミッションインポは見たいと思った。ちなみに平日昼間のせいか客いない、ほとんど貸切だった。




 見たのは「Furious 7」(ワイルド・スピード スカイ・ミッション)。セリフがわかんないからアクションだけで楽しめるものが良くてこれにした。というかなんかこれしかやってなかったような。その通りアクションだけで十分見せてくれた。細かいストーリーわからなくても「ゴツい男たちが、てきをたおす!」だけ抑えておけば十分。


 映画館を出てホテルに1度戻り、いよいよドジャースタジアムだ! この日から6日連続でメジャーリーグを観戦できるのだ震える。

 ドジャースタジアムへ行くには基本的には車だが、ユニオンステーションからチケットを持っていれば無料のシャトルバスが出ている。プレイボールの1時間半前から。ということは着くのは1時間前だ、ちょっと遅いよな。せっかく時間があるのだから開門時間の2時間前に球場へ行ってドジャースタジアムと触れ合いたい。
 よって徒歩で行くことにした。ユニオンステーションからも歩けるが、メトロのゴールドラインで1駅行ったチャイナタウン駅からならより近い。もちろん帰りはバスに乗ろう。




 というわけでユニオンステーションに来ました。これがゴールドライン。かわいいのう、かわいいのう。




 もっと乗っていたかったがあっという間にチャイナタウン駅に着く。ホームから目指すドジャースタジアム山が見える。あそこまで歩くのかよ。




 世界商場SHOPに横浜タイヤ。どこに来たんだかわからなくなる駅前。




 ちょっと行くと観光地っぽい中華街がある。ここがランドマークなんでしょう。




 どうやって動くのかわからない乗り物。




 平日の昼下がりで人はいない、無国籍感と寂寥感でまさに白昼夢という言葉が似合う。つげ義春の漫画にでも迷い込んだようだ。




 その中華街の裏にこんな歩道橋がある。これがドジャースタジアムへの入り口。




 ダウンタウンゲートとサンセットゲートがある。近そうなダウンタウンゲートから行ってみることにしました。要はこの崖の上がドジャースタジアムなのでここにジャイアンツ球場みたいな階段でも作ってくれれば大回りしなくて済むので歩行者にも優しいのだが。柵を越えてオラーと崖を駆け上ってしまえば近そうだとおもったけど、銃で撃たれたりしたら怖いのでやめた。




 というわけでひたすら登る。また山登りかよ。向こうの道では女の子たちも歩いている。たぶんこっちの白線の方が歩道っぽいが。




 ずいぶん登った。4月でも太陽が出てるととても暑い。真夏の40度超えの時とかにやったら死んだかも知れん。




 やっと終点。ウェルカムトゥドジャースタジアムの文字が。




 横を向くと出たーッ、スタジアムだ、ドジャースタジアムまで歩いて参った! そして周辺には異常に広大な駐車場が。
 今のメジャー球場はダウンタウンのど真ん中にあって歩いていけるのがトレンドになっていて、こういう郊外にバーンと建てて、デカい駐車場をドーンと置いておけば来るだろうみたいなスタジアムは古いものとなっている。まあここは郊外というほど遠くはないが。




 外野の方にある入り口がすぐにある。一層の自分の席に行くにはここが近いのだが、バックネット裏の入り口から入ってみたい。




 というわけでバックネット裏のトップデックを目指す。また登るのかよ。




 金属探知機をくぐっていよいよ中に入る。ドジャースのシャツをくれた。今回のスタジアム巡りではたいてい何かくれた。パドレスでは高帽、アスレチックスでは靴下、ジャイアンツはチャンピオンフラッグ。エンゼルスだけ何もくれなかった。エンゼルスだけ何もくれなかったんだ。




 トップデック入るとすぐに頂上、この光景。スタジアムマニアとしてはほぼイキかけました。
 収容人数は現在のメジャーリーグ最大の56000人。千葉マリンとベイス球場を合わせたぐらい入るんだ。 みてくれ! この重量感、この迫真力。 まさにくろがねの城というべき…

 以下、下手なパノラマ写真でお送りします。




 ぼくは本物のドジャースタジアムに来たんだ!
 「ぼくは本物のブロントサウルスを見たんだ!」というセリフがドラえもんにもTPぼんにも出てくる。藤子F不二雄先生よほどブロントサウルス見たかったんだろうなと思う。そんなセリフを思い出した。

 まさしくこいつは恐竜だ。今のメジャー球場は適正収容人数を4万人前後として無駄な席は作らない。デカすぎて普通の試合で空席が目立つより満員感が大事で、外野の向こうにその都市の風景が見える風光明媚なスタジアムがオシャレとされている。もうこんな6万人も入るスタジアムは過去の遺物となっている。しかしドジャースタジアムだけは別格だ。いつまでも雄大で美しい。
 ドジャースタジアムのためだけにLAに来る価値はある。想像以上だった。次回は試合。



次回 04.4/8−2 ドジャース×パドレス






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