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 カリフォルニア MLB観戦記 2015

 02.4/7−2 クリッパーズ×レイカーズ







 どしゃ降りのステーポーセンター。プリントアウトしたA4のチケットをスキャンして中に入る。入る時には携帯電話、カメラなどをザルに乗せて金属探知機をくぐる。という空港と同じことをする。この先のメジャーリーグ全スタジアムでも同じことをした。2年前のヤンキースタジアムでは人力だったので最近導入されたものだと思う。




 中は東京ドームやさいたまスーパーアリーナと同じような雰囲気。特に変わった食い物はないのでマックにした。でかいコーラとポテトとなんとかベーコンバーガーの普通のセットで14ドルも取られたけどな。




 チームストアは大賑わいだった。自分のメインはメジャーリーグなのでマッチデイプログラムぐらいしか買わなかったけど。




 まず上層の300レベルの席も見てくる。選手の表情は見えないけど試合を見る分にはこっちの方がわかりやすい気もする。




 200レベルと300レベルの間にお大尽用のボックス席が3層もある。ちょっと多すぎじゃないかね。これは300レベルが遠くなるわけだ。自分の席は1層の斜めのあの出入り口があるあたり。




 そして自分の席に着き、マックを食いながら試合開始を待つ。

 自分はバスケに全く詳しくないがそれなりに予習はしてきた。
 レイカーズとクリッパーズといえば同じロサンゼルスをホームにするとはいえ、ヤンキースとメッツ、巨人とヤクルトみたいに圧倒的にレイカーズの方が実力も人気も上だったのですがここ数年、特に今シーズンはクリッパーズが絶好調です。

 ブレイク・グリフィン、クリス・ポール、デアンドレ・ジョーダンにバーンズ、レディックといった実力も華もある選手がスタメンをガッチリ確立。今シーズンはウォリアーズがバカみたいに強いだけでカンファレンス首位に順ずる成績で4年連続のプレーオフ出場をすでに決めていました。

 一方レイカーズはNBA一のスター選手コービー・ブライアントがもう齢で2年連続の長期離脱、チームはずっと最下位争い。70年のチーム史上でも最低の凋落期に入っています。この辺2年前NYでジーターを見られなかったのに似ている。




 えーと、最近の対戦成績は…、10勝1敗!?
 これはもう試合は決まったようなもんだ。グリフィンやポールの華麗なプレーで暗黒レイカーズに大勝するのを見られる、とそんなわけで自分もクリッパーズの動画を見たり予習してすっかりクリッパーズファンとなってここに来た。 コービーのいないレイカーズなんか予習しなくていいだろう。

 今回チケットの相場を見てもクリッパーズホームゲームの方がレイカーズより高かった。ほんの5年前なら考えられない事態なんだろう。




 LAのイジリー岡田みたいな司会の人が現れていよいよ試合開始は近い、アリーナがざわざわして来ます。




 そしてクリッパーズの選手が華々しく練習に登場、この時点で大盛り上がりです。




 好調なだけあってチームの雰囲気もとてもいい。気難しそうなクリスポールにも笑顔が見えます。これは期待できそう。




 そしてコンサートのような派手な演出で試合開始セレモニーが始まりました。国歌斉唱はアンディ・グラマー。後で知ったけど「Honey, I'm Good」がヒット中の結構売れてる歌手です。

 さあ1シーズン4試合しかないLAダービーの始まりだ。観客が異常に盛り上がるので興奮してくる。そんなことも知らなかったけど同じディビジョンでも4試合しか対戦ないのね、NBAは全チームと対戦してるようなもんだ。




 1番見たかったのはこの32番ブレイク・グリフィンです。万能のパワーフォワードです。この選手も前の月は手術で欠場していて見られない可能性があった。スポーツ観戦はそういうのがあるからこわい。




 このようにNBA選手の動いてる写真を撮るのはとても難しい。野球と違って常に動いてるから。左で絶望的な顔をしているレイカーズの6番・クラークソンはこれでも超期待のルーキーなんだそうです。いつも驚いたような顔で写っている写真が多いので絶望してるわけじゃなくてこういう顔らしい。




 グリフィンらの活躍で第2ピリオドで10点ぐらい差を付けると主力を休ませセカンドユニット投入。出てきた巨漢選手のグレン・デイビズにデブアスリート好きな自分の目は釘付け。NBAにもこんなイカすデブがいるのか。あだ名はビッグ・ベイビー(意味深)。淫乱テディベアに似てる(べしかあってない)。




 なんかヨタヨタと歩きあまりボールが回ってこないGデイビス、まるで体育の授業の時の俺みたいだ(おいやめろ)。 もうデイビスしか見えない。
 しかしクラークソンの顔、チームの士気に影響するんじゃないか。




 そんなクラークソンとクリス・ポールのマッチアップ。




 荒ぶるデアンドレ・ジョーダン。スターター1のデカさでド迫力のダンクシュートを見せてくれました。




 そんな感じで、デイビスたちを出して点差が縮まると再び主力のグリフィンたちが出てきてまた突き放す、という試合展開に見えた。自分はバスケ詳しくないがこういう戦い方が当たり前なんだろう。
 しかしやっぱグリフィンだな! ダンクもありスリーポイントもあり、あらゆる方法でゴールを狙う、素人目に見てて1番楽しい選手でした。




 チア特集1




 チア特集2




 練習では和気あいあいとしてた若き司令塔クリス・ポールは試合となると気難しそう。上司だったら怖そうだ。




 中盤になるとアリーナは満員になっている。なんか試合が始まってから入ってくる人が結構多かった。試合中に帰る人も多いし結構自由だった。




 ハーフタイムにはアメリカ国歌を歌っていたアンディ・グラマーの歌があった。「Honey, I'm Good」もたぶんやってたと思う。




 これはお客さんのフリースローコーナーで、アメリカン航空提供のため航空券が当たる。一等賞は東京行き。




 さて後半になっても余裕の舐めプをしていたらクリッパーズは1点差に追いつかれていた。大丈夫? バスケではこのぐらい当たり前なのか。




 大丈夫ではなかった。終盤はかなり焦ったスピーディーな展開。グリフィン休めない。




 残り数秒で両チームが小刻みにタイムアウトを取りまくるファールゲーム気味な展開に。
 NBA、アメリカンスポーツの真髄が見えたのはそこからだった。客を冷やしちゃなんねえとばかりにタイムアウトのたびに小刻みにチアが出てきて客を盛り上げる、果てはこのバラエティでしか見かけないガトリングガンでイジリーが客席にプレゼントを打ち込みまくる。また客がそれに応えてフォー!フォー!言って沸くんだこれが。客の方がすごい、というアイドルのライブのような感想を持つことになった。




 ようやく時間を使いきり、結局105-100というハイスコアで試合終了。なんとかクリッパーズがリードを守りきる。意外とレイカーズも奮闘した。クリッパーズは強いけど試合運びの駆け引きがいまいちだったような。
 終盤のカオス状態は、生でしか味わえないNBAの盛り上がりというものを十分体感させてもらった。




 グリフィンがインタビューを受けている所。
 しかしあれほどカオスだった割には終わったらとっとと客は引き上げて行きます。終わったらイベントなどはなくすぐに帰るもの、というのが日本とは違う所。




 試合終了は22:20。雨はあがっていた。L.A.LIVEは新宿のような喧騒ですが、でも明るいのはこの近辺だけ。




 夜遅くてもホテルまではすぐなので歩いて帰れる。
 初日からすごい体験だったけど、これでもまだ前菜に過ぎない。楽しみはまだまだまだまだこれから。



次回 03.4/8−1 ハリウッド観光〜ドジャースタジアム






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