パーリスに聞け!(フォームメーラー)




101215 00年代J-POPアイドルポップスアルバムベスト10(ソロ編)


 ディケイド企画第2弾。その昔ゴールデンアイドルポップス大賞というものをやっていた時もアルバム部門をやってみたかったがアイドルのアルバムなんて1年にそう何枚も出ないので無理だった!(アビコ調)
 しかし10年単位なら出来るのではないかと考えた!

 ここではアイドルアイドルした曲じゃなくても対象者が10代で自作自演じゃなければ良し! その人の人気関係なく私が好きなアルバムであり、曲がいい、サウンドが面白いのはもちろんアルバムであるから全体に統一感・その人の世界が見えてこないとダメです。とにかくいろんな作家呼んでいろんなジャンルの曲歌わせてみました、みたいのはここでは評価が低くなるわけです。



10位 10 sprout/黒川芽以(2007)

 黒川芽以のアイドル女優時代の集大成のようなアルバム。やけに音数が少ない静謐な雰囲気に満ちたアルバム。といえば聞こえはいいが制作費かかってないんじゃないかと不安になる。音は薄いが曲はしっかりしているし矢野顕子の「ひとつだけ」のカバーの出来もいい。たまに聴くとやっぱり持っていて良かったと思わせられる。


10位 Sakippo/福田沙紀(2006)

 フクサキさんのタイトルが恥ずかしい1st。最近まさかの2ndが出ていた。ジャケに反して意外にも牧歌的な楽曲が多いので70年代の歌謡フォーク系アイドルのアルバムみたいになってる。
 高見沢の「アダッグー!アダッグー!」と広瀬Call meによる「アイシテル!アイシテル!」の鬼っ子2曲は後ろの方に追いやられてます。


9位 Universe/深田恭子(2001)

 1曲目の「キミノヒトミニコイシテル」のリミックスが本当に邪魔。1曲目にこれは無いだろう。それ以降は良曲ばかりなのに。
 名曲「スイミング」を筆頭にこなかりゆの作詞がとても大きい。形而上学的な語群になれなれしいのに丁寧な「なのよ」と言い聞かせるような口調。なんか神々しさすら感じるアルバム。


8位 つくしの言伝/山本サヤカ(2006)

 dream山本のノスタルジックな歌謡フォーク3部作の最後にして最も完成形を見たアルバム。これの前の「惜春」「線香花火」では和楽器を前面に押し出しすぎなのと、本人の歌唱がdreamのクセが抜けずシャウト調だったりする。本作では尺八とかが楽曲に溶け込み、歌もマイルドな歌い方になっていて完全な名曲ばかり。フルアルバムならもっと上位だった。
 つうかこれ「でんごん」じゃなくて「ことづて」だったんだな。4年後にして初めて気づいた事実。 「つくしの言伝」


7位 That’s Girls Life/岡本玲(2008)

 アイドルポップパンクという誰か一人はやってもいいジャンルを開拓したアルバム。完璧すぎて語ることも無いくらいの名盤。フクサキさんみたいに忘れた頃にまたCDを出して欲しい。そういえば「恋愛方程式」を「変態方程式」と読み違えて「恋愛」を「変態」に置き換えると面白くなる言葉というネタを考えたのを思い出した! 玲ちゃんに悪いからボツにしたんだけどもういいだろう!


6位 Juicy/岸本早未(2004)

 ユメリアルが1曲目なだけでもう名作。岸本早未と玉置成実は00年代中期のソロダンスアイドルを盛り上げてくれた。
 深夜の音楽番組で「風に向かい歩くように」を歌っていたことがあって、この激しいダンスの曲をラップの部分まで生でフルコーラスで披露、後半声がかすれてゼエゼエ言いながら歌っていた。口パクが当たり前なAKBやももクロにこういう萌え要素を見習って欲しいもの。


5位 光と影のパレット/秋山奈々(2007)

 ネオアコ系アイドルポップスの良曲ばかりが詰まった好作品。丁寧な発声の歌声もとてもいい。ビクターはタイアップとか売ることに関してはダメだけどいいもん作るよなあ、と思わせられる。「オレンジ色」


4位 Speciality/玉置成実(2006)

 打ち込みダンスミュージック+HR/HMギターリフ=サイバーJポップ。
 玉置成実の3rdアルバムにして最高傑作。サイバーJポップ史上に残る名盤でもある。最初から最後まで全曲ハイスピード&サイバーサウンドのピュアJポップのみで占められたドラスティックな構成。バラードすら入っていない。よくぞ日本人にうまれけり。「MY WAY」


3位 shiina/椎名法子(2002)

 椎名法子もアルバムまで4年に渡りシングル7枚を要したことで知られている。アイドルポップス史上に残る名曲5th「大きなあなた小さなわたし」でその路線を確立、それ以降の曲が中心のアルバムになっている。
 クラムボンのミト作曲の3rd「ドレミファソラシド」も好きな曲だが、「大きなあなた小さなわたし」のインパクトにはかなわない。
 この頃の椎名法子は本当にかわいかっこ良かった。またこんなソロアイドルが登場して欲しい。


2位 BREATH/知念里奈(2001)

 知念里奈が歌手活動で最後に産み落としたマスターピース。山木隆一郎をプロデューサーに2StepやエレクトロR&Bに挑み、しかも目茶目茶ポップで聴きやすいという名盤。このアルバムで沖縄の桜は1月に咲くことを知ったよ。

 しかし世間はこのエレクトロR&Bの知念を知らないんです。知念は98年4月の「Wing」で中ブレイクを果たすわけですが、これは葉山拓亮によるD-LOOP路線の曲で、知念のダンススキルを活かした曲とは言えないわけです。
 先輩の安室が産休する1999年こそ知念のさらなるブレイクが期待されていたわけですが、出てきた曲はロック路線の「YES」。この曲には本当に首をかしげました。
 その後一年半ロック路線を続け、2000年9月にようやくこのエレクトロR&B路線の「Love, make together」にたどり着くんですが、その頃にはみんな知念のことのなど忘れていたわけです。しかも路線無視で企画もので強烈インパクトの「CLUB ZIPANGU」を挟んでしまったからみんな末期知念というとこれのことしか印象に無いんです。

 99年初頭といえば宇多田が大ブレイクした年です。この時出したのが「YES」でなく「Love, make together」だったらなあ、歴史はどう変わっていたんだろうと考えてしまう。


1位 Swan Valley/西端さおり(2001)

 西端さおりはホリプロのグランプリ受賞者で深田恭子の3年後輩、石原さとみの3年先輩に当たります。15-6才のわりに中堅ホステスのような老けた美人顔をしていたことと結構な毒舌で静かな人気がありました。
 その歌手活動は馬飼野康二先生による「Hearts」がアニメの主題歌で有名です。それも名曲ですが、アルバムの方は大半の曲を80年代からハードロック的なアイドルポップスを多く手がけてきた井上日徳が担当。
 これが打ち込みテクノにハードロックギターが鳴るミクスチャーでヒップな楽曲で、久世まりあによる歌詞も音の隙間を埋めるように語数が多くやたら早口。今で言うと新谷良子がやっている路線に似ている。作曲は山口美央子や谷本新だから悪いわけない。この布陣による「no pain no again」「LOVE KONG」「ここだけの話」「Don’t Be Shy」は本当にここでしか聴けない魅力に溢れている。文句なしの1位。



101212

Progress/テイク・ザット

 CSN&Yにおけるニール・ヤングか放課後ティータイムにおけるあずにゃんのような立場にあったロビー・ウィリアムスがついに復帰してイギリス大興奮の再結成後3rdアルバム。
 前作が10ccやゾンビーズが復活でもしたかのようなベテランのブリティッシュ・ソフトロック然としたアルバムだった。名作だがボーイズグループとしてはちょっと落ち着きすぎじゃないかという気もしていた。しかるに今回はまさに極端から極端へ走ったアルバムとなった。

 1曲目の壮大なコーラスナンバー「Flood」、最後のゲイリーらしいソフトな「Eight Letters」以外の中盤をだいたいエレクトロダンスポップスが占める。
 しかしこれがわりと暗めのメロディーが多い。「Shine」や「Never Forget」みたいなオーケストラ付きの派手で豪奢なポップスが出るのかと思っていたからちょっと拍子抜け。
 これからシングルカットしてPV込みで見れば印象変わるかも知れないが、これがロビー色で最先端なのはわかるけど華やかさに欠ける。「HAPPYなう」とか面白い展開の曲もあるけど。

 やっと復帰する気になってくれたロビーに気を使って他のメンバーが譲りすぎたのか個性のぶつかり合いが感じられない。落合監督の岩瀬の起用法くらい気を使ってるね。つまりまだ集大成アルバムを作る余地は残した。まだまだ落ち着かずにこういう尖ったアルバムを作って良かったという気もする。

 ロビーのベストに入ったゲイリーとのデュエット曲「Shame」をテイク・ザット版としてこっちにも入れても良かった。PVを見ると「何故脱いだし!」と叫ぶことうけあい。ジョン・レノンも生きていればポールとのこういう瞬間が訪れたに違いないと思ってしまう。



101206

ABIII/Alter Bridge

 ボーカルのマイルズ・ケネディがスラッシュのバンドに参加したり、押尾さんの獄中ノートの中にぼそっと名前が書かれていたりしたことから静かに知名度を高めた、クリードのマーク・トレモンティ率いるアルターブリッジの3rd。 今回は日本盤も出た。こう書くと押尾さんのおかげで出たみたいで嫌だ。
 アルターブリッジというとクリードからメタルなバンドサウンドを強調したためメロディーが薄くあまり曲が印象に残らないイメージがある。クリードの中でも異常にドキャッチーだったアルバム「weathered」と比べられてしまうのだから仕方ない。

 今回ファーストシングルでもある「Isolation」はそれを克服しているようにみえる。ドラマチックに盛り上がる構成でちゃんとギターもピロピロいってるし。知る人ぞ知る名バンドDark New Dayのようだ。
 続く「Ghost Of Days Gone By」ではなんとライフハウスのような爽やかな歌い出しから始まる。ついにアルターもこういう曲作るようになったか、ラジオ受け狙ったかと思ったら徐々にメタリックになっていってアウトロではもう別な曲と言っていいくらい複雑だ。
 後半の曲はあまり印象に残らないが今まで一番いいアルバムだと思う。



101129 00年代J-POPユニットアルバムベスト30 10- 1位


10位 maniac/globe(2006)

 トランス、デジロックの袋小路の末にたどり着いたglobeの一応のラストアルバム。TKメロディーマニア歓喜のアルバム。00年代後半の小室先生の人生振り返り哀愁三部作の一つであり、この後TMの「スピードウェイ」、KCOの「O CRAZY LUV」と来て 逮捕という驚きのオチで幕を閉じるわけです。小室最高傑作だと思う「楽園の嘘」が入っている「outernet」も捨てがたいがアルバムトータルではやはりこっちだろう。「shine on you」


9位 mihimarhythm/mihimaru GT(2004)

 デビュー曲「約束」のあのジャクソン5の「帰ってほしいの」を彷彿するメロディーが聴こえて来た瞬間、一発で気に入ったユニットだった。「約束」から「帰ろう歌」まで一年近く空いて消えたか?と思ったことがあったのでようやく出たこのアルバムは思い入れが強い。また2nd以降のアルバムはもうmihimaru GTの型が出来上がってしまい、「ユルメのレイデ」系のアゲアゲポップあり切ないバラードありと同じ構成となるので、まだこなれていない曲が聴ける点も思い入れがある。


8位 Z/Zwei(2005)

 Zweiのアルバムはニック・ウッドによるニューウェーブ風味の1stと、大島こうすけによるJロック中心の2ndで好みが分かれると思うが、やっぱりJポップ主義の当サイトではこの2ndだろう。1stは「Movie Star」は超名曲だがあれ以外の曲が印象に残らない。「FAKE FACE」


7位 二千花/二千花(2008)

 しかし二千花とmoumoonがいなかったら00年代後半の邦楽は聴くものが無くてつまらないものになっていたと思う。この独特のサイケデリックポップ路線は、アルバムの次に出た「愛情」「リバーズエッジ」の2曲でさらにメロディアスでシングルとしての完成度が高かった。だから次のアルバムはもっと良くなると思っていた。


6位 さよならガール/センチメンタルバス(2000)

 宅録ポップスからバンドサウンドらしさを増した2nd。こういう前衛的でストレンジなユニットは最も好みであり、出てきた時は東京少年の再来と思ったものだ。「サイクリングビート330」「Summer Time Kids Story」などはポップパンクを先取りしていたと思う。なんでやめちゃったんだよ。もう1〜2枚はアルバムを聴きたかった。


5位 Planet Shining/m-flo(2000)

 このアルバムとm-floが無かったら私はラップ聴かなかっただろう。要するにABメロの部分をラップにしてサビはちゃんとJ-POPらしいメロディーが流れる手法を発明。ラップとリズムだけの曲は日本に根付かないが、これなら受け入れられた。
 そういう要素はこの後の「come again」「How You Like Me Now?」といったシングルに顕著なのだが、最初の衝撃としたらこのコンセプトアルバムとしての面白さだろう。「Hands」


4位 Natural Beauty/CORE OF SOUL(2002)

 衝撃のデビューアルバム。「Photosynthesis」「FULL MOON PRAYER」を聴いた時は一発で気に入った。これ以降もいい曲はあった。しかしこのアルバムで見せてくれた壮大な世界を再び見せてくれることはついに最後まで無かった。


3位 BREAK OF DAWN/Do As Infinity(2000)

 衝撃のデビューアルバム。シングルの完成度も高かったが、アルバム曲の「Another」「Raven」が先導するダークな世界観。 それを最後の「Yesterday&Today」で浄化する完璧な構成。デビュー戦で完全試合を達成したようなアルバム。
 この後急速に普通のエイベックスユニットになって行き、それでも4thまではDo As Infinityらしさはあった。それ以降は書きたくない。


2位 Deep Calm/move(2004)

 孤高の歌謡ユーロトランスユニットが、その型はそのまま残し、ゴシックメタルシンフォニックへヴィロックとの融合を果たした。ガラパゴスといわれるJポップのさらに極北に位置する「極東の奇盤」。
 シングルの「Blast My Desire」などは今までのmove得意のスピードチューンでありながらへヴィロック化した高速の重戦車となっている。だいたい「そこら辺を歩いてた姉ちゃんに歌わせてみた」みたいなボーカルが売りだったはずのYURIがここでは神々しさすら放っている。
 moveは全部好きなのだが、このアルバムだけ突出した魅力を放っていることは否定できない。Depeche Modeでいう所の「Songs Of Faith And Devotion」みたいな位置づけのアルバム。


1位 Crystallize〜君という光/GARNET CROW(2003)

 GARNET CROWは70年代の歌謡曲、80年代のニューミュージック、90年代のJ-POPを折衷したような音楽性のユニットである。そのアルバムはだいたい「作品集」のような趣なのだが、この3rd(と5thも少し)にはコンセプチュアルな流れを感じる。 「Marionette Fantasia」でハイライトを迎える、淡々としていながらも引き付けられるスキップ出来ない魅力は他のアルバムには無いものだ。

 このランキング、1〜6位くらいは全て一生聴き続けるであろうアルバムで、作品単体では同じくらいの評価なのだが、何が順位を分けたかというとやっぱりトータルでの魅力になる。活動期間が短くもなく、一枚だけ突出しているわけでもなく、10年間ほぼ変わらず好みの作品を作ってくれたGARNET CROWが一番だろうという結論に至った。例え最近の曲が自己模倣感が強くても。



101123 00年代J-POPユニットアルバムベスト30 15-11位


15位 grace mode/D-LOOP(2004)

 1997年にシングル3枚で消えたユニット。売れっ子作曲家になった葉山拓亮が意地のように作り上げた7年越しの1stアルバム。サイバーJポップ史を語る上で欠かせない名作だ。序盤の「Style」「Destination」などを聴くと90年代の再現ではなく最先端のデジロックへ進化しているのがわかる。この辺りサウンドは今はアニソンユニットに継承されている。後半は普通の葉山ポップスの見本市といった趣もある。「Destination」


14位 love me?/moumoon(2007)

 このミニアルバムを最初に聴いた時は新時代を予感したものだった。同時代の米ポップスを消化した新しいサウンド。雄雄しい「SWEET HEART」から一転してキュートな「my darling」、そして切なさの極みから大盛り上がりするバラード「Cinderella」、まさに変幻自在のボーカル。だからフルアルバム「moumoon」よりこっちの方が衝撃度で上。この後に出たシングル3曲があまり琴線に響かなかったのだ。フルアルバムの方もパンクな「don't wanna be」で始まる所はさすがだと思ったが。


13位 8 trees mountain/Local bus(2003)

 名も無い二人組がひっそりと作り出した驚嘆すべきサウンド。でもミニアルバムだからこの辺が限界。このクオリティでフルアルバムだったらトップ5にはなっていた。「From Texas」


12位 あすなろ/Jungle Smile(2000)

 00年代だとこれも入ってしまうのか。かのジャングルスマイルのラストアルバム。しかしこのアルバムはちょっと軽く聴けない重さがありすぎる(特に前半は)。末期になると痛い歌詞とサウンドのアンビエント化が進みポップスとしては重くなる。この次に出たシングル「16才」「抱きしめたい」は痛みのある歌詞と先鋭的なサウンドがメロディアスにポップスとして消化されており、この2曲が入る次のアルバムこそジャンスマの最高傑作になるだろうと思っていた時期が俺にもありました。いや、今もまだ「次のアルバム」を待っているのだけど。「翔べ!イカロス」


11位 Sweet Noodle Pop/little by little(2005)

 ソロシンガー時代は地味だった鈴木哲彦が裏方になってから12ヒトエの「レントゲン」などハジけた曲を連発。そんな彼自らのユニットだから大変なことになっている。日本のビートルズフォロワー系ソングライティングが最先端のポップパンクと合流、歌うのは少年声で年齢不詳のボーカル。そんなほとばしった楽曲が15曲も聴ける。このアルバムで終わりかと思ったら忘れた頃にシングルを出す。一応まだやっているからすごい。「開国ロック」



101122 00年代J-POPユニットアルバムベスト30 20-16位


20位 Everything is Beautiful/arp(2004)

 静寂な空間にピアノとエモーショナルなボーカルを乗せる男女ユニットの1st。その独特の世界を表した初期のシングル「Reborn」「桜」「まぶた」収録のアルバム。特に「まぶた」は最もarpらしい。2ndになると普通にベタな曲が増えてきていつの間にか聴かなくなっていた。今年解散。「Reborn」


19位 VANDALIZE/GITANE(2000)

 パーソンズの本田毅(g)とその弟(b)、ボーカル森岡純によるユニットの2nd。シンプルでテクニカル、余計な音が無くリズムだけバキバキ鳴る音楽性はラッシュやポリスを彷彿するものがある。あの徳間ジャパンで活動していたため誰も知らないと思うがあなどれないユニットであった。パーソンズは全然聴いてないがこのジタンはアルバム3枚全部持ってる。「BAD CONNECTION」


18位 AMARETTO/Kiss Destination(2001)

 最近では素寒貧の小室先生から養育費をむしる前妻として知られる夫婦ユニットのラストアルバム。当初はヒップホップ、R&Bに対応するユニットだったが、このラストアルバムになるとただの小室哀愁ポップス目白押しの好アルバムになっている。全曲小室メロディを楽しめるマニアにはたまらない名作で、00年代小室哀愁ワークスを語るに欠かせない一枚。付属の8cmCDには小室先生自ら熱唱する「DEAR MY CLOSE FRIEND」収録、かなりしみる。「WAVE OF LOVE」


17位 NO NAME/CAVE(2002)

 アニメ遊戯王の曲だった「楽園」だけ唯一知られる男女ハードロックユニットの唯一のアルバム。楽園以外にもハードな「女神」や一転して美しい「I just」などいい曲がある。当時は当サイトでもプッシュしていたものだ。


16位 Recovery and Reload/イクシード(2002)

 うめき声のような歌唱法で有名なボーカル・小玉キョウを擁したソニーの男女ロックユニット。ギターやストリングスにプログレチックな所がある。足掛け4年に渡り細く長くシングル7枚を出すがアルバムがなかなか出ず、ようやく出た当作で活動終了となった。そのシングルの中で一番好きな「あの日の空」はこのアルバムに入って無い。入っていたらもっと上位だった。「情熱」


 11位まで行くつもりだったがここで力尽きた。引き続きトップ5予想募集中です。



101121 

 俺の00年代ベストアルバム

 00年代の10年間のベストアルバム、みたいな企画は私もやりたいと思っていた。しかしあまりにも多ジャンルに渡るものをまとめられず断念していた。
 だが邦楽・ユニット・女性ボーカルに限れば出来るのではないか、と思いついた。このカテゴリーなら私が最も集め、聴き倒してきたジャンルである。これならいける。

 バンドを入れるとまた広がってしまうので飽くまでユニットである。最近は二人組でもバンドと呼ぶが、ここに限ってはドラムがいなければユニットということで区別した。バンドというと全員の共同作業という感じがするが、ユニットは音楽制作の男が一人で全てを独裁するという所に面白さがある。本当は地味な顔だけど精一杯がんばってメイクアップした女性ボーカルに、小汚い格好した男がぼさっと突っ立ってるというバランスがいい。

 というわけで1アーチスト1枚、「00年代J-POPユニットアルバムベスト30」の始まりだ。





30位 As long as you love me/HΛL(2002)

 全盛期浜崎の編曲を担当していた赤い髪のおっさんのユニットの2nd。ラストシングルとなった「A LONG JOURNEY」だけは普遍的なポップスなので今でも良く聴く。


29位 a cup of day/RAMJET PULLEY(2001)

 ルーマニア・モンテビデオから三好姉弟を抜いた3人組の1st。ベースの女性がかっこ良くて好きだった。ボーカルはたどたどしいのだが2ndになるとちょっと上手くなる、またアレンジも幅広くなるのが、このアルバムの室内楽のようなシンプルな雰囲気も捨てがたい。「overjoyed」


28位 indigo blue 2〜scent of magnolia/indigo blue(2006)

 アメリカのカントリーミュージックという日本では売れないジャンルの音楽をJポップとして追求するユニットの2nd。そんな狭いジャンルを誰が聴くんだ、俺だ、とばかりに聴いていた。


27位 FANTASY/My Little Lover(2004)

 突然アルバムだけ出たタケシさんマイラバのラストアルバム。後にSalyuで追求する暗い打ち込みポップスばかりだが、それでもSalyuでは歌えなさそうなガールポップ然とした曲も3曲くらいある。


26位 Bargains 2/BARGAINS(2001)

 「ジンセイ」のスマッシュヒットで知られる二人組。なんと今もやっている。この2ndには沁みる曲が多いので今でも棚から取り出すことは多い。


25位 ハイカラ ガール/capsule(2001)

 私にとってのcapsuleはこのアルバムだけ。正確には「さくら」「花火」のシングル2枚だけである。


24位 Caravan/Changin'My Life(2003)

 ご存知チェンジマの2nd。いろんな国をモチーフにした曲が入っている一応コンセプトアルバムで最後に東京に帰ってくるみたいな構成。最後に入っているその「Tokyo」がまさに奇跡の一曲。今でもこれだけ良く聴く。東京MXテレビのクロージングに流して欲しい。


23位 Many Pieces/Every Little Thing(2004)

 後のアコースティック路線で初めて持田が自分の言葉で歌う「stray cat」もあれば、以前のようなデコラティブなハードロック「Grip!」もある(ちなみに両方原一博作曲)。過去と未来を繋ぐ5thアルバム。


22位 Raxual/ragdoll(2008)

 Jポップユニット不毛の00年代後半にがんばってくれたユニットのragdoll名義では唯一のアルバム。後半の展開は特に素晴らしい。 男性の方は作曲家として売れそう。


21位 雲の流れゆくまま/cuetracks(2004)

 オーガニック・エレクトロみたいなユニットのラストアルバム。あの徳間ジャパンで活動していたため誰も知らないと思うが本当にひっそりいい曲を追求していた。この前の2枚のミニアルバム「Bright Lane」「AQUA」もお勧め。「夜空が夕焼けをつつむ頃」


 というわけで30〜21位はこんな感じです。まだ下位なので軽く流してみました。これから上位に行くに従って強烈な思い入れを持つアルバムが登場します。このランキングが気になる方はトップ5を予想して送って下さい。私の趣味とシンクロ出来る方募集。



101101

Infinite Arms/Band Of Horses

 最近良く聴いているCD。アメリカで売れるバンドというと今はニッケルバック系かコールドプレイ系になるが、これはどちらでもなく、フレーミングリップスとかマーキュリーレヴのようなインディーのドリームポップ・サイケバンドをコンパクトにわかりやすくしたようなバンド。
 出してる音は同じなのだが、あのようなインディーサイケ系のようなルーズさがまるでなくカントリーポップのようにカッチリとして聴きやすい。ああその手があったかと思った。最近はいつもBGMとして常にこのCDをかけてしまう。私にとっての現代の三大アメリカンバンドはBlue October、OneRepublic、Band Of Horsesになる。



101028

Something for the Rest of Us/Goo Goo Dolls

 マニックスとグーグードールズのニューアルバムが出たんだけどいまいち買う気が起きない。だいたいどんなアルバムが想像できてしまうから、もうこのレベルのバンドでもすぐ欲しいという気がしなくなっている。
 とはいえ売ってるのを見かけたら買ってしまう。そして聴いたらああやはりグーグードールズらしい普通のアメリカンロックだ。

 「いつものグーグードールズでした」の一言で終わらせていいくらいなのだが、今回「なんか違うんだよなあ」という気がする。簡単に言うとすごくU2っぽい。今までグーグードールズをU2と似てると思ったことは無いのだが。
 いつものグーグードールズなのに歌い方とかギターの音とかがほんのりU2っぽい風味がある。山岡士郎の言葉を借りれば味付けじゃなくて風味。調べてみたら今回のプロデューサーのTim PalmerがU2の「All That You Can't Leave Behind」のエンジニアだったというぐらいしか確認できる理由は無い。
 今までのグーグードールズと変わりないのになんかほんのりU2っぽいというのがやけに気になるアルバムである。ロビーのダミ声パンク曲を聴くとほっとする。

 ※知らない人のために説明すると、グーグードールズのアルバムにはギターのジョン・レズニックによる王道アメリカンロックの他に、ベースのロビーがダミ声で歌うパンク曲が福神漬けのように2〜3曲入っている。これはXTCにおけるアンディとコリンの曲の割合に似ていてとてもいい。



101024

恋愛中毒/傳田真央

 今年の邦楽最高のアルバム決定。
 もう今回「恋愛中毒」ってタイトルからして「アタシ恋愛体質なの」もとい「ほら、アタシって恋愛体質な人じゃない?」みたいな感じで、楽曲もジェフ宮原やジョルジョカンチェミの即物的な曲がいっぱい入ってるんだろう、というイメージを持った。私が聴くにはキツそうかな、もう買わなくていいかなという気がしていた。

 しかしこれ全曲の作詞作曲編曲を傳田真央本人が手がけたと聞いて興味を持った。
 傳田真央はどんなタイプの曲でも歌いこなすが、露崎春女と同じで作詞作曲編曲演奏を自分でやった割合が多ければ多いほど名作を作ると思っている(予断だが露崎春女も全自作アルバム「as I am」がディスコグラフィーの中で飛びぬけた名盤だと思っている) 。
 いろいろなミュージシャンが参加したアルバムだった前作「My Style」の中の自作楽曲の「リトルメアリ」とか、MAO/d名義だった頃のピアノ演奏も自らした「Love of ETERNITY」などは絶品の出来、感情のこもった歌い方からして他の曲とは思い入れが違うのだ。

 まさにこのアルバムはそういう自信作ばかりが入っている快作だった。キャッチーな起伏あるメロディーの曲が次から次へ出てくるこの感覚、ポップスの名盤とはそういうことだ。全く飽きない。
 アルバムの流れが素晴らしい。万華鏡のごとく形を変える曲調、サウンドから固有名詞だらけの歌詞、歌唱のテクニック、コーラスのフレーズにいたるまでトータルで自分の世界を表した種ともこや鈴木祥子のアルバムにも通ずるポップスのコンセプトアルバム。これはスイーツ版サージェント・ペパーズである。
 スイーツ(笑)女子力(笑)とか言われがちな世界観でも実力のあるミュージシャンならこれだけのコンセプトアルバムを作れる。俺は面白い音楽が聴ければそれでいいんだ。



101021

Gracious Few/The Gracious Few

 エド・コワルチック以外のLIVEのメンバー、チャド・テイラー(ギター)、パトリック・ダレイマー(ベース)、チャド・グレイシー(ドラム)による新バンド。
 ボーカルにはLIVEの全盛期と同じ時期に売れていたグランジ・オルタナバンドCandlebox(聴いたことないんだが)のケビン・マーチン、あともう一人ケビンが連れてきたギターSean Hennesyによる5人組。そしてプロデューサーにはLIVEの初期アルバムを手がけたジェリー・ハリスン(元トーキング・ヘッズ)。
 ということで90年代オルタナティブロックの原点回帰を狙ったに違いない。

 冒頭からLIVEの3rdアルバム「Secret Samadhi」の頃を思わせるへヴィロックサウンドが続く。レッドツェッペリン風の重いリズムにギターソロもある、最近のメロディアスな歌物とは違うバンドサウンドに立ち返っている。と思えば「Silly Thing」ではかつての「Selling the Drama」を思わせる懐かしい部分も。

 エド・コワルチックのソロアルバム「Alive」がメロディアスなポストグランジをやりたかったとすれば、こっちはへヴィなバンドサウンドに回帰したかった、という図式が描ける。
 どっちがLIVEのニューアルバムとして出て欲しかったかと言えばやはりこのGracious Fewの方だ。
 元々LIVEはアルバムごとにサウンドを変えるバンドだったから、これがLIVEとして出ていたらおお今度はヘヴィロック復活か!と感動は大きかっただろう。メロディアスな歌物ポストグランジはLIVEでなくても他のバンドでいっぱい聴けるから。

 ケビンはCandleboxもやっているのでこのバンドがずっと続くものでは無さそう。LIVEもCREEDのようにあっさり再結成しそうな気がする。



100922

MAGICAL CIRCUS/のあのわ

 第一印象は良くなかったが何度も聴いているとやはりこれも名盤だった2ndアルバム。
 全曲がメルヘンなシンフォニックロックで彩られた前のデビュー作と比べると、普通のロックバンドのような曲が多くなった印象だった。だから最初は唯一従来の雰囲気を残す去年のシングル「Sweet Sweet」だけ聴いていたりした。

 しかしこれは古くはジェネシス、最近だとミューズのコンセプトアルバムのようなトータルで勝負するアルバムだということにすぐに気づく。曲単位ではわからないが同じシンフォニックタイプの曲ばかりだった前作よりもアルバム一枚の完成度は高い。

 このバンドはギターとドラムが大半のゴージャスな曲を作っているのだが、冒頭の「愛をこめて」をキーボードが作っているし、さらにベースが「FOCUS」「もぐらは鳥になる」という前作には無かったアバンギャルドな曲を提供していてバラエティが増えている。ベーシストがトリッキーな曲を作るというのもセオリー通りのようで良い。
 クイーンやチェッカーズのようにメンバー4人がそれぞれタイプの違う曲を作るようになり面白さが増している。

 先行シングルの「グラデーション」も「ループ、ループ」「Sweet Sweet」に比べるとパッとしなかったがアルバムの一部となると嵌っている。さらにラストの美しい「good day」「流星」から爽快な「ネバーランド」 へ続く流れもすばらしい。
 だからライブでも同じ曲順でそっくりそのまま演奏して欲しいシャッフルで演奏されると価値がわからない。
 あの鶯谷キネマ倶楽部でワンマンライブがあるのでこれは行こう、チャリで。

 あともう一枚ぐらいはアルバム聴けるだろう。後はビクターがどこまで辛抱するかだが、アルバム3枚で終わるというのも90年代以降のUKバンドみたいで悪くないかも知れない。



100921

Gloriosa/上木彩矢

 知念里奈と八反安未果の2nd、玉置成実の3rdのようにJポップの世界では売り出し期間が終わった後にひっそり出たアルバムが意外と良かったりすることがある。

 というわけで上木彩矢。エイベックス移籍にまつわるベスト盤なども不発で、あれまだ活動するの?といった具合で、ゴルゴ13のパチンコのテーマ曲とかタイアップもカオス、ほとんど惰性で買ったこのミニアルバム。CDのみのほう(で十分)。

 これが良かった。バラードとか全く入ってなく、曲のバリエーションも無く普通のアップテンポのポップロックが7曲ぞろっと入っているだけである。アルバムの曲配置とかも全く考えてない。非常に聴きやすい。曲のバリエーションなんていらんかったんや。

 アヴリル・ラヴィーン型パンクポップを表層としていながらもその実は日本の90年代初頭のガールポップでしかない所もいさぎよい。2、4、6曲目が特に聴きやすい。終わるまで付き合おうと思っていた玉置成実やMizやSoweluはもうやばいが、上木はまだもう少しやれるかも知れない。ところでGloriosaってなんだ。



100914

Fantasia/高見沢俊彦

 変態仮面ジャケその2(続きません)
 前回のソロアルバムKaleidoscopeでは結構ポップな曲もあったしユーモラスなノリもあったのだが、今回は全曲完全にシンフォニックスピードメタルで統一されたアルバムになった。9曲目でようやくバラードが来るまで5-7分のメタリックな曲がバリバリドコドコと延々続く。
 歌詞の世界もKaleidoscopeではゲスト作詞家が好きに書いていた印象が強いが、今回は高見沢本人はもちろん、綾小路、みうらじゅん、リリンキー、つんく、ANCHANGみんな煌びやかな歌詞を提供していてファンタジックな世界観で統一されている。

 ファンタジアーー
 ヴァンパイアーー
 クレオパトラーー
 かぐや姫を今宵ノックダーーーン

 サビでこういったシャウトの曲ばかりで非常に思い切っている。
 マーティ・フリードマン、浅倉大介、B'z松本孝弘といったゲストが参加しているがあまり気にならない。どんなに上手い人だろうと高見沢の個性には敵わず埋もれてしまうのである。高見沢を総理大臣にしよう。
 松本孝弘が参加している「Fantasia〜蒼穹の彼方」では松本より長谷川浩二のドラムの方が強烈だ。B'zならむしろ稲葉と高見沢のコラボを聴きたくなった。

 ただこのアルバム、真夏に聴くにはかなり暑苦しすぎて辛かった。最初に聴いてから涼しくなるまで聴いてなかったくらいだ。ラストの「One Way Love」はゆったりとしたギターオリエンテッドな楽曲でほっとする。



100913

We've All Been There/Alex Band

 変態仮面ジャケその1
 待ちに待ってたやっと出た。元The Callingでモダンロック界の誇るイケメンボーカル、アレックス・バンドのソロデビューアルバム。実はレコーディング自体は3年ほど前に終わってたらしいがレコード会社とのトラブルであわやお蔵入りしかけ、どうにか発表した数奇な作品でもある。そのせいかamazonで買ったCDは何故かメキシコ製。

 しかし内容の方はすばらしい。全曲これでもかとキャッチーな楽曲のみが続く。ソロボーカリストのアルバムだからポストグランジ的なバンドサウンドは薄れ、ストリングスを使ったドラマチックな楽曲が多い。
 それはリードトラックtonightのPVをとってみてもこのご時勢にちょっとベタすぎるんじゃないかと思うほどだ。
 かつての少年ぽさは無くなったもののルックスは保っている。と思うがちょうど玉木宏と同じような年の取り方をしているのか皺が目立つようになってきた。
 もうすっかり本国では干されてしまっているので来日して「日本で売れる外タレ」路線を目指して欲しい。日本のEMIもちゃんと日本盤を出さなきゃダメだぜ。





101216 テレビから不快なフレーズが流れてきたら全てカエラだと思え


 アイドルポップスアルバムベスト10、グループ編はやる気がありません。どうせSweetSとかハレパンとかみなさんの予想通りの結果なので意外性もないし。もういいよ、疲れるから。


 文末を全てビックリマーク「!」にするいわゆる「アビコ調」の文章になってしまうのは、最近「PARマンの情熱的な日々」の単行本を買ったからだ!
 ゴルフやってパーティー行ってるだけの内容なのに1680円も取る本なのだ!

 アビコ調だとどんな内容でも一気呵成に書いてしまえるという利点がある。たとえば、「ワシはオナニーが大好きだ! 1日3回もやってしまうのだ!」とかでも大丈夫。
 99ページにトキワ荘メンバーが集まっている絵があるんだが、これ吹き出しの中に森安なおやがいるのか、所有している方はぜひ確認されたい!



 渡る世間は鬼ばかりが誰得のえなりかずきの恋愛パートに突入中。
 貴子さん(清水由紀・美少女クラブの生き残りの一人)を相手に「僕たちは出会ってしまったんだ、離すことなんて出来ない」みたいなトレンディな台詞までえなりの口から飛び出した!

 貴子さんの父親・大井精機社長は中国に渡って身包みはがされさらにカタワになって帰ってきた。中国で何があったんや! あんた小室哲哉か?
 その父親の介護に追われるビアンカ状態の貴子さんを見かね、何故かピン子が岡倉で働かせようと画策!
 そこで岡倉の板前でえなりの親友・壮太に貴子さんが寝取られる可能性が浮上してきた!
 親友に恋人を寝取られ「母さんのせいだ!」と荒れるのが想像できる。そこへ加津が現れてえなりとハッピーエンドという展開だったら完璧だ。えなりには美少女クラブは似合わない。眞には加津しかいないんだよ。

 北斗の拳でいうと、終盤苦労してリンとバットをくっつけて「ユリア、これでいいのだろう」とつぶやくケンシロウとスガコ先生の姿が重なる気分だわ。しかし本当に何でも無意識のうちに北斗の拳に例えているな。価値基準が全て北斗の拳なんです。



 パーリスに聞け!レス

 >日本三大ラッパーといえばマーク、モツ、ソルジャさ んだしね。
 ですよねー。というかマークとモツをラッパーとして認 識しているパーリスさんが好きだ。愛してください。@中の人


 というか普通日本人ラッパーなんて他に知らないですよ。

 2010年俺の嫁アワード楽しみに待ってます。 スト魔女2期記念に今年は是非コメント復活でお願いします。@Q

 あんなものを楽しみにしてる人がいたとは。今年不作だからベスト10どころか5人も挙げられないかも知れません。



101208 伝説のレギオスの一存


 
只野ルーキー編の2巻コンビニ本が出ていたらしいのを今気づいたけどどこにも売ってない。まあもう読まなくていいかなあ。


 「BAMBOO BLADE」の完結となる14巻が出ていた。アニメで描かれた10巻までしか読んでなかったので、ネットで話題になっていた「それ以降」の迷走ぶりを一気に読んでみた。聞きしに勝るすごさだった。
 つまり10巻かけて描いてきたそれまでの剣道部のメンバーと何の関係も無いアイドル二人の話をダラダラと延々描き、主人公の最強のライバルとして育ててきたキャラがそのアイドルといきなりシリアスな真剣勝負、それがクライマックスになっちゃった。主人公おいてけぼり。北斗の拳でいうとケンシロウとラオウの戦いじゃなくてラオウとジュウザの戦いで終わっちゃったような。

 あとがきでアイドルの話は事前に考えていた話でした、と作者が言い訳してる。名作となる漫画は作者の考えを離れてキャラが勝手に動き出す、と良く言われるけど剣道部のメンバーのキャラが一人歩きして名作の兆しが見えたのに、作者が最初の構想に固執してその歩みを強引に止めたことによって壮絶な歪みが発生してるのを味わうことが出来る。
 「スラムダンク」「柔道部物語」「しゃにむにGO」のようになれる漫画だと思ったのに。萌え漫画のカテゴリーからそういう部活青春漫画の名作と並ぶ作品が生まれるチャンスを自らぶち壊してしまった。ああもったいないもったいない。MOTTAINAI



 パーリスに聞け!レス

>m-flo
>ABメロの部分をラップにしてサビはちゃんとJ-POPら しいメロディーが流れる手法を発明。
ヒップホップと呼べるかは別として、世間一般の認識 ではこれの最初ってそれこそglobeだったのでは。違う の?全然違うの?


 違くないよ。globeでもいいよ。日本三大ラッパーといえばマーク、モツ、ソルジャさんだしね。でもglobeにはABメロが一応あってマークのラップが蚊トンボのようにまとわりつくというイメージがあるのでドラスティックにABメロを切ったのはm-floかドラゴンアッシュだったように思える。

 ソロ歌手編見たいですやって下さい

 カオスすぎてまとまらないんですよね。アイドル編を先にやろうと思ってます。



101202 四つんばいになれ


 J-POPユニットアルバムベスト30は終わった。こうなるとソロ歌手編もやりたくなる。ちょっとシミューレーションしてみたらユニット編以上にカオス。


 12月に入った。半年くらい前に書いて年末まであたためていたテキストを放出。

 「エグザイル忠臣蔵」というのを思いついた。
 なんかやっちゃいそうという意味で。エグザイル忠臣蔵というタイトルがまずインパクトあるし、今のエグザイルの勢いなら
 ヒロ「やっぱり年末といえば忠臣蔵だろ」
 マキダイ「いいすねそれ。HIROさんの考えることは常に最高っす」
 ぐらいのノリで実現してもおかしくない。
 DEEPとかJ Soul Brothersとか所属のダンサーとかを足して47人集める。江戸時代なのにネスミスも特にフォローもなく普通にいる。キャッチコピーは「四十七士全員エグザイル」。これもインパクトがある。
 無精ヒゲのチンピラたちが吉良邸を取り囲んだ所で20分に及ぶダンスシーンが挿入される。これが最大の見所。
 吉良上野介:北大路欣也とか他の出演者がやけに豪華。欣也は最近仕事を選ばない印象があるので。なら浅野内匠頭は仲村トオルだ。ナイスおっぱいとか少林少女とか、トオルも仕事を選ばない印象がある。
 この映画が見たくなってきた。BeeTVでやって欲しい。



 K-POPを見て思うのは、その国らしさがない、「韓国らしさ」というものが無いということ。日本ならラップで始まってもサビは必ず歌謡曲的なメロディーが来るという日本らしさがある。タイのポップスなんかにも独特のタイらしさがある。
 BIGBANGやKARA、少女時代なんかはブラックアイドピーズやレディガガみたいなことをそのままやっているだけに感じる。YOUTUBEの再生回数が多いとかいうのも当然だわな。欧米の音楽そのままなんだもの。
 日本のマーケットは独自だからそれで売れるほど甘くない。だから日本進出してK-POPの音楽性そのままでやってるけどNHK含むテレビ全部味方につけて宣伝しても10万枚程度しか売れない。日本で売れたかったらJ-POPのクリエイターの曲でウェットなサビの歌謡曲歌わないとダメだよ。東方神起のように。



 パーリスに聞け!レス

・maniac / globe
・day after tomorrow / day after tomorrow
・Deep Calm / move
・ivy / Q;indivi
・二千花 / 二千花
トルネード竜巻とかニルギリスとか、真っ先に思いつき ましたが、 あれバンドですね、、、、 まったく当たる気がしない。。。@gsk


 そういえばQ;indivi入れるの忘れてました。まあ全部英語でJ-POPらしさが無いから入れなくても良かったか。 デイアフやガルネクは普通に30位圏外でした。実は40位くらいまでありました。 あと好色人種も入れるの忘れた。あのユニット歌詞はアレだけど結構メロディー自体は良かったんだよなあ。

 ぬるく予想。
センチメンタルバス「さよならガール」
speena「much much more!!」
トルネード竜巻「アラートボックス」
マニアックさが足りないか。 あ、ドラムいたらだめなんだ。 ごめんなさい。@gasyuin


 バンド入れるとベスト50くらいまで書かなくちゃいけなくなるのよ。 センチメンタルバスは当たりでしたよ。HTTに「サイクリングビート330」か「Summer Time Kids Story」カバーして欲しい。

 00年代J-POPユニットアルバムベスト30、トルネード竜巻 「One night robot kicks the rock」か「AnalogMan fill in the blanks」が入ってくると思っていたのですが…。@k_parepu

 またか。みんなトルネード竜巻好きだな。だからトルネード竜巻には淫乱テディベア系のインパクトあるドラムの人いたじゃないですか。

 5位のm-floや2位のmoveに意外性を感じたセレクションでした。パーリスさん、この辺の音楽も聴くんだねぇ… という感じで。@中の人

 サビが歌謡曲であれば別に意外じゃないですよ。

 Dreamのこと早速書いてくれて嬉しいです。10年早いですね〜。フットサルで一時期無敵の時期が ありましたよね。

 アイドルフットサルとはいったいなんだったのだろう。今でもやってるんでしたっけ。

 宙ポコを知っていて、宙犬トッピを知らないとはこれいかに? おなじ『別コロ』だったのに、パーリスさんは もう卒業してしまったのでしょうか。
私も1983〜1984には小学校低学年でした。しかし、『ドラえもん』が過去作品だとか、そういう分析的な視点は なくて、予告なんかも全然読んでなくて、もう藤子づけ、というかんじでしたね。アニメも1985年からの『藤 子不二雄ワイド』(新作漫画ウルトラBも((のってるよ!))」で、『パーマン』(遠くで読んでる…)『オ バQ』(クエースチョン、クエースチョン…)、見まくりだという記憶しかありません。ジャイアンなみの音痴で すが、先日カラオケのプロゴルファー猿の「つむじかぜまうティグラウンドで…」と歌ったら初めてほめられま した。
このへんの時代の証言というのは、けっこう漫画・アニメ世界では貴重なのでパーリスさんのますますのご健勝 をお祈りいたします。@mori


 コロコロ本誌は欠かさず買ってたけど別コロは創刊号くらいは読んだけど買う習慣無かったんでしょうね。 トッピは本誌で派手な予告も無かったから覚えてないんだろうなあ。
 85年にオバQが再アニメ化された時小4くらいだけど「また古いの引っ張り出してきたな」って思った記憶ありますよ。 wiki読んだらこの時
『新作連載の依頼が作者の下に来たが、 「もうオバQのようなタイプのギャグ漫画を描くのは難しい」と、この申し出を断っている。』
 と書いてあるので、がんばって宙ポコやトッピを書こうとしたけど結局ダメになってオバQをまた出してきたのかな、と推測できますね。



101130 ラモス結衣


 「病みつき」という活字を見て「やまい・みつき」というグラビアアイドルがいそう、と思った。ビキニを着せられた地味な女がDVDのトールケース持って「このDVDを見て私に病みつきになってください!」とか言ってる記事まで瞬時に想像した。 こんなの本当に無駄な才能だなあ。そんな今日の掴み。


 レスリー・ニールセン死去
 「裸の銃を持つ男」は人格形成に影響を受けたと思う。なんかもう「レスリー・ニールセン」ていう文字だけで笑えるもの。この人元々コメディアンじゃなくて真面目な俳優で、シリアスなイメージの俳優がバカをやったから受けた、というのがある。 最近の日本だと伊吹吾郎が和製ニールセンに近づいていると思う。


 
藤子・F・不二雄大全集 ミラ・クル・1/宙ポコ/宙犬トッピ

 藤子F先生が80年代以降に描いたおもしろキャラの漫画は「宙ポコ」「宙犬トッピ」「チンプイ」の3作しかない。そのトカゲ型宇宙人・宙ポコには特に思い出があり、全集のこの巻を買った。

 別冊コロコロで連載が始まったのは1983年、私が小二の頃。藤子不二雄大好き幼児だった私もドラえもんは自分が生まれる前に始まった漫画だし、他のハットリやパーマンや怪物やオバQなんかそれよりもっと前の漫画だともうわかっていた。
 そんな藤子ブームの中、宙ポコは鳴り物入りで連載が始まった。コロコロ本誌で「藤子先生の新連載ついに開始!!」みたいな予告が凄かった。

ようやく自分もリアルタイムの藤子漫画を読めるんだ!
自分たちの世代にとっての藤子キャラがやって来る!
アニメ化もしてドラえもんと並ぶ人気キャラになるに違いない!

 そんなふうに小二のガキは大いに盛り上がった。それがまさか三話で終わるとは予想だにしなかった。
 自分自身宙ポコがどんな話だか全然覚えてなかったわけで。27年ぶりに再会した宙ポコはルックスとは違い、かなり冷静でクレバーな奴だった。ドラえもんやQ太郎のようなコンプレックスが無い。なんの使命もしがらみ無いインテリ宇宙人が少年と一から友情を築く様が描かれている。もうちょっと続けても良かったんじゃないか。

 本巻には当時のその予告も掲載されている。
 「巨匠 藤子不二雄先生!!入魂!!巨弾新連載!!」という大活字が躍り、両藤子の写真にふきだしが付いて「ドラえもんに続くギャグの新ヒーローを全力で描きます」とか言わせてる。さらにドラえもん、パーマン、ハットリ、猿丸が宙ポコを騎馬戦のようにかついでいる絵まである。
 こんなの見たら当時のガキは盛り上がるよなあ。絶対メディアミックスも計画されてて宙ポコを売り出す方針に違いないと思うよ。何があったんだろう。

 やっぱり50にもなって同じような話描きたくないから藤子F先生本人の気分が乗らなかったのかな。しのだひでおにでも描かせて続けておけば良かったのに。

 「宙犬トッピ」は全然知らなかったけど初めて読んだ。
 トッピは宙ポコのように気難しくない。角砂糖から5000万円のダイヤモンドを作ってくれるナイスガイだ。相棒のコー作もキテレツのような天才タイプ。つまりキテレツとドラえもんの無敵コンビが離れの物置で怪しい発明に耽るそんな漫画。これも6話で終わっている。チンプイは女の子が主人公だから新鮮だったので長く描けたのかも知れない。

 80年代には北尾、長嶋一茂、尾形大作とか大スターを作ろうと周りの期待は激しかったが全くうまくいかなかった例が多い。宙ポコもそんな時代に翻弄されたキャラなのかも知れない。



101128 バージン労働

 「きまぐれオレンジ労働」「ロングアンドワインディング労働」とかロードを労働に変えた言葉は割とハズレ無く面白い。


 のあのわ(at東京キネマ倶楽部)のライブを見てきた、前にmoumoonとかと一緒に見たことあるけどワンマンは初。生で見るとリズムセクションがズンタタと強力でCDより遥かに重厚なロックバンドっぽい。あとステージアクションも激しい。最後の「ゆめの在りか」「ネバーランド」というスケールの大きい曲だとさすがにあの会場が狭く感じた。国際フォーラムぐらいの会場で見てみたい。ホールCでいいから。
 ただのバックバンドでなく全員キャラ立ってるしこのまま埋もれてしまうのはもったいない。YESのCLOSE TO THE EDGE(危機)をカバーして欲しいと思った。編成同じだしのあのわなら完コピ出来るんじゃないか。あの幻想的なステージの後出ると鶯谷の場末の風景、しかもすぐチャリに乗って帰るという対比がすごい。



101124 俺が紅白だ


 スフィアのアニソンで好きな
「MOON SIGNAL」「Super Noisy Nova」が虹音の作曲。
 そういえば橋本みゆきを好きになった「Glossy:MMM」や「Princess Primp!」も虹音作曲だった。そうか、虹音の曲が好きだったんだ。

 ストリングスのキラキラ感やサビが大盛り上がりするメロディーもさることながら「すぱのばー」「なぜなのー」「はりはりー」といった印象的なフレーズの挿入が素晴らしい。これを虹音フレーズと名づけた。アニソンというものをとても良くわかっている。(良く見たら「Super Noisy Nova」は編曲だけだった)
 次のスフィアのアルバムを買ってしまうかも知れない。買うかどうかは虹音の作曲曲の割合による。


 Dreamからついに橘カナ脱退。長谷部優がいる頃ならともかくもう遅すぎた。これでメンバーのヒエラルキーは5人均一で匿名的なグループになる。ボーカルが入ったら二人のボーカルのまわりをダンサーがグルグル回るエグザイル化が進むな。LOVEとの合併もありうるかも知れない。Dreamが解散する時には最後にポアロの「dreams NEVER come true」をカバーして欲しい。すごい説得力だと思う。



 パーリスに聞け!レス

 alanはエロかわいそうな事にはならないのかと安心し ていたら、soweluがエロかわいそうな事になってました。

 ソエルは元々エロかわいそうだったので乳揉まれてもインパクトが無いんですよ。やっぱりアランじゃないと。でもソエルの次のアルバムは買わないな。AV出たら買う。

 ツイッターに更新情報書くのやめたんですか?

 忘れてた! ツイッター忘れた!

 Local Busの『8 Trees Mountain』はかなりランク上位 にくるのではないですか。パーリスさんのサイトでこのユニットを知り、今でも愛聴しています。 いつか復活するのではないかと、ボーカルの野見山さんのブログもずっと追っています。@allserene

 はじめまして。8 Trees Mountainはすごいアルバムですがあんな感じになりました。ブログなんてあったんですね、はじめて知りました。
 ついでだけどよっぽどマニアックなものが来ると思われてるのか予想は一件しか来ないのう。しかしトップ10ともなれば有名なユニットばかりでアルバムも当サイトで取り上げたものばかりなのに。さすがにGITANEとcuetracksとか徳間ジャパン系とかはもう出ません。



101117 百倍にしてやり返す


 学園系エロゲには主人公の気のいい悪友が必ず出てくる。ああいうポジションのキャラだけを集めたゲームは出来ないだろうか。


 柳沢きみお「形式結婚」
 村生ミオ「SとM」
 国友やすゆき「バツイチ」
 の三つがオヤジエロ三大サーガだと認定したい。読み飛ばされる運命のオヤジ雑誌のどうでもいいエロ漫画、その定型パターンをギャグの域に高めそれをさらに通り越し長期連載にまで発展してしまったガラパゴスエロサーガ。
 SとMが凄いというのは知っていたが、国友のバツイチがあんなにひどいすごい漫画だとは知らなかった。絶対競い合って描いてるだろこの二人。影響を受け合ってる気がする。それでも「形式結婚」が一番ひどいけどな。この3本同時に一気読みさせたら発狂するかも知れない。


 日本一遅い日本シリーズの感想。そういう選手がいきなり活躍するということでロッテにはいわゆる「主人公補正」がかかっていた。 逆に中日はいかにも野球漫画に出てくる最後の敵という感じのチーム。勝ちパターンが出来上がってて破綻なく強いという感じの。だからロッテが勝つのは決まっていたのに中日は良く抗っていたと思う。うーんやっぱり今更何を書いてもピンを来ない。



101117 男に夫を盗まれた妻


 帰ってきました。といってもどこに行ってたわけでもなく、6年ほど使っていたPCが永眠しまして、ニューマシンが来るまで更新出来なかっただけ。更新しようと思えば出来たがどうしても書きたいこともなくてな。これはしばらくネットなしですごせという大いなる大宇宙の意思だろうと思った。なあ宇宙よ。

 ということで日本一遅い日本シリーズの感想。シーズンろくに投げてないはずの内が火の玉リリーフ状態とか、「叩きつけて走る」以外のことが出来ないはずの岡田がイチローのようにクリーンヒットを打ちまくる図とか頭がおかしくなりそうだった(つづく)



 パーリスに聞け!レス

 Chicago Poodleの"Is That Love?"買いました。確かに新味はない かもしれませんが、Swing Out Sisterにおける"Waiting Game"("Breakout"よりふつうに良い曲だった)みたいなものかと。満足です。

 Is That Love?がどんな曲だったかすでに覚えてないような状態です。

 そういや真実一郎さんが日経ビジネスデビューしていたので、 パーリスさんにも何かぶち上げて欲しいです

 ぶち上げて欲しいって言われてもなあ。

 Band Of Horses押しのパーリスさんの中でmy morning jacketはどこにいるんですか?@nrn

 名前はたびたび聞くんですが興味がわかないんですよね。



101031 ジャイアンシチュー、大福はないよな


 かわぐちかいじは沈黙の艦隊でもジパングでも核爆弾を使うかどうかで何巻分も話を引っ張ったことが知られているが、「僕はビートルズ」でもビートルズが出るかどうかで引っ張りそうな気がしてきた。


 ストライクウィッチーズ最終回の時に書いた1000万パワーの話が静かなブームだったり、傳田真央のレビューの時に書いた「俺は面白い音楽が聴ければそれでいいんだ」の元ネタが実はバッファローマンのセリフだったり、キン肉マンという漫画の中でも特に幼少期の私に影響を与えたのがやっぱりバッファローマンなのではないかということを思った。

 ということで今日はバッファローマンの話をしようじゃないか。バッファローマンのテーマソング
「悪魔の猛牛」を聴きながら読んで欲しい。

 やっぱり強さとかよりネゴシエーターとしてのバッファローマンに痺れるんだよね、1000万パワー宣言の時もそうだけどあのハッタリまみれの話を強引に押し切る交渉術というか。

 ミート君をいきなりバラバラにして「安心しろ、くっつければ生き返る」と言った時のあのドヤ顔がもうたまらない。キン肉マンも信じるなよ。この時点でミートが死んでいる可能性だってあるんだし。「本当にくっつけるだけで生き返るの? ていうか何でそんなこと出来るの?」という疑問を誰も口にしない。ロビンマスクですらバッファの迫力に飲まれている。
 これは悪魔超人の秘術だとか言えば「ああ、そういう術もあるんだな」と思うけど、あいついきなりバラバラにしてるだけだから。ショックを与えて「安心しろ、くっつければ生き返る」って言われたらそりゃあ安心しちゃうよなあ。

 生き返らせてもらった悪魔将軍を裏切り正義超人に寝返る時の理由もイカす。「最初から一試合セコンドについたら正義超人になるつもりだった」。命と一試合セコンドが同等の価値かよ? と思うはずなのだが居直り強盗のようなバッファの断定の力強さに将軍も飲まれてしまう。
 バッファを日本の外務大臣にしよう。しかしこの「悪魔の猛牛」が名曲すぎる。

 最近CD不況でアニメのキャラソンがランキング上位に入るようになると、「なんでキャラクターが歌歌う必要があるの?」とか素人が言いやがるんですが、昔からアニメには劇中に使われるかどうかわからないキャラクターのテーマソングというのがあって、今はそれを本人の声優が歌うようになっただけのこと。

 あとレッドリボン軍のテーマ曲が好きだ。「レッドリボンアーミー」も好きなのだがそっちより劇中でも使われた「燃えるハートで レッドリボン軍をやっつけろ」の方が思い入れがある。
 子供の頃から思ってたけどこの曲のサビが「好きさブラックデビル」に似てる。「さあ来い レッドリボン」の所と「ブラックデビル ブラックブラックデビル」の所が。



 パーリスに聞け!レス

 Chicago Poodleが売れなくて切ないので、パーリスさんのレビューで十枚くらいは売ってあげてください。夢はいまどき武道館だそうで。

 ニューアルバム買ったんですが、前のとほとんど変わりない印象なので今回レビューは書かないつもりだったんですが、そう言われるとなんとか言葉をひねり出して書こうかなあ。

 AKBってこの不況下で凄いと思うんですけど、その「騒ぎ」とか「盛り上がり」が遠い国の出来事に感じますね。年をとったからかな。。

 まあ、AKBは嫌いでもないのでテレビに出まくってても、売れてることになっててもそんなに嫌ではないです。韓国よりジャニーズの方がマシ、ジャニーズよりAKBの方がマシ、っていう感じかな。



101026 アイムアトラベルマシーンって言われてもなあ


 ツイスターに書くことが無いと思ってたが、ああそうか更新情報を書けばいいのか。これから更新情報専門になるな。


 コミックゼノンがやばい。COMICジャンクなみの内容の薄さだ。頼みの原&北条先生の漫画も面白くないし。800円のいうのもやばい。半年もたない感がする。
 この雑誌には柳沢きみおが必要だ。「大市民語録2」をぜひここで連載して欲しい。きみお先生がこの前エッセイで書いていた 、再起を期してどこかの出版社に送りつけたらしい60ページの作品とやらを死ぬほど読みたい。


 RYTHEMがついに解散。最近は追ってなかったが、登場した時は衝撃だった。「ラプンツェル」のような曲を壮大な10代で書いていたのはすごかった。
 だから解散の理由の一つに「RYTHEMとして私たちが表現できる到達点をむかえたと判断」と言っているが、1stアルバム「ウタタネ」がすでに到達点だった。つまりRYTHEMとはデビューの時点で完成されていて、その活動は10の状態がゼロに向かっていく過程だったのである。

 あとRYTHEMというと美少女のYUI、地味な方のYUKAというイメージがあるが、YUKAがあか抜けていったのとYUIのすれっからし化で同じようなヒエラルキーになった。ゴダイゴでいう所の、やばいぐらい太っていたミッキーの激やせとスリムだったタケカワの激太りでほぼ同じような体型になったのと似ている。



101023 買ってから抜け


 ユーライア・ヒープ19年振り3度目の来日公演を見てきた。コーラスのあるメタルということでアルフィーが最も影響を受けたであろうということで自分の洋楽遍歴の中でもかなり初期から聴いていたバンド。一度は見ておかなければなるまい。
 全盛期のメンバーがミック・ボックスだけと言っても、デビッド・バイロン、ゲイリー・セインはとっくの昔に死んでるし、今のボーカル、ベース、キーボードはもう四半世紀以上やってるメンバー。最新作「WAKE THE SLEEPER」も強靭な名作だった。
 ライブではやはり「ジプシー」「Look at Yourself」「July Morning」の流れが圧巻だった。途中のソロを応酬するパートではプログレっぽい展開。ミック・ボックスの手マンをこねくりまわすようなウニャウニャするワウワウギターソロをようやく生で聴けた。数年前に体力的にリタイアしたリー・カースレイクから交代した今のドラマーが重くて強力だったので全く無問題。「Lady in Black」でまったり終わったのでスイート・ロレインとかドリーマーとか最後は盛り上がる曲が良かった気がする。


 今季のアニメで最も心惹かれたキャラは「FORTUNE ARTERIAL」の東儀白ちゃん。いや、アニメ自体はそんなに面白く無いんだが。というかこれも原作エロゲかよ。
 しかしこのキャラまたツインテロリである。ルッキーニ、白井黒子、あずにゃん、ガンスリンガーだったらトリエラだし。ツインテロリのキャラが好き、というわけでは無いはずなのに結果的に惹かれるキャラが全てツインテロリだということはそういう属性があるということなんだろう。初めて知った、ホントの俺を。


 モーニングでやっている「僕はビートルズ」にいよいよビートルズが出てきそうである。
 知らない人のために説明すると、
 ビートルズが大好きな現代のゆとり青年たちが1960年代初頭にタイムスリップし、ビートルズの曲を自分達の曲だとして発表する「代紋take2」みたいなゆかいな漫画。

 でもまあ、劇中にビートルズ自体が登場することはないだろう、というのが大方の予想。かわぐちかいじの描いたジョンとポールとか出てきちゃったら台無しだし、何故かこの世界ではビートルズは存在していなかった、とかそういう展開になるに違いない、リアルな話をすれば肖像権とかもありそうだし。と、誰もが思う。

 こうなると逆に出てきて欲しいのだ。かわぐちかいじの描いた絵のジョンとポールが普通に出てきて、かわぐとかいじの絵っぽい驚きの表情で「何で俺たちの曲を日本人が!」とか言い出す。そのままかよ!何のひねりも無しかよという展開の方が逆に読者の予想を裏切ると思う。



101020 ISSAみたいに剃れ

 「見る前に跳べ」と同じようなかっこいい言葉を見つけた


 「侵略!イカ娘」がもしケロロ軍曹みたいな長期シリーズになり原作を使い果たしたら、アニメオリジナルを書くメインライターは雪室俊一先生しかいない。カツオやブタゴリラみたいな少年が騒動を起こしたり時に人情話を展開したりしてイカ娘が空気になる。


 オチのない話
 ケミストリーは4thアルバム以降が好きである。3rdアルバムまでは類型的なJポップR&Bという感じで面白みがなかったが、4thアルバム以降はソフトロック・コーラスグループという感じで聴ける。キミがいる〜伝説の草原の流れなんかすごく好きだ。
 でもこの4thアルバムから売れなくなったのは私のせいではない。ワーナーミュージック・ジャパンの社長(この前自殺した人)がデフスターからワーナーに移籍してこの社長が研音ドラマの大きいタイアップを持ってっちゃったのと、イケメン担当だった堂珍がすっかり子作り担当になって女性ファンが離れたのが原因だろう。
 そういえば2000〜01年あたりに男性R&Bブームというのがあって、ブレイクした平井堅、ゴスペラーズ、ケミストリーがこれ全てソニーの独占だった。MISIAと宇多田とかの女性R&Bブームがあって次は男性ボーカルが来るんじゃないかってなった時にケミストリーみたいな新人だけをたくさん作るんじゃなくて、それまで5年くらいやってて全く売れてなかった平井とゴスペラーズを再利用したというのが「枯れた技術の水平思考」みたいでいかす。今思えば。



 パーリスに聞け!レス

 ロッテおめでとうございます。こうなったら日本シリーズは絶対巨人 とやってほしいですよね。ついでに三浦建太郎に漫画化して欲しいで す。名古屋福岡方面から「ナゼダ…!」「ミトメヌ…!」とかいう 禍々しい魂が大量に千葉マリンまで押し寄せている体で

 3位シリーズみたいですが巨人は中日に勝てる気が全然しませんね。5年前の阪神がアレだったんで落合の中日みたいな本当に妥協無く強いチームと日本シリーズできるというのもいいと思います。落合なら勝ちを急いでファルケンボーグに回またぎとか させないと思うし。巨人とやっても東京ドームでホームラン合戦だろうし。落合と西村のオリオンズシリーズか。信子と福嗣さんも大喜びだ。

 日本シリーズ進出と言っても、初芝が奇跡を起こし、コバマサで冷や汗かいた5年前に比べるとさびしいものです。

 福浦、サブローといった初芝と共に戦った初芝戦士が最後に活躍したからいいとしましょう。これで堀が出てくれたら良かったんだけど。



101017 広井王子56才ってことはアルフィーと同じか


 すごいけど見たくはないもの
 女帝、嬢王、夜王、帝王らが全員出てくる倉科遼版「大甲子園」。


 クライマックスシリーズって3勝で終わりなので土曜にマーフィーで負けた所でもう終わったものだと思っていた。あれ今日もまだ試合やってるの? と、4勝になったことを理解していなかった。なんか得した気分。いつから4勝になったんだっけ。


 中学生日記は今週も面白かった。アメリカ映画や少年誌エロコメでおなじみの「もてない童貞3人組の活躍」を描けるのは今は中学生日記しかない。たしか8月にも童貞3人組の話があった。中学生日記は童貞3人組の話本当に好きだな。

 渡る世間は鬼ばかり第10シリーズ、初回は2時間スペシャルで膨大な情報量。見ていてすごく疲れた。
 渡鬼サーガの中でもかなりいい人だった神林先生(愛川欽也)がいきなり死んでいた。その息子(山口良一)が嫌な奴そうなので遺産でもめる予感。
 遺産争いといえば第一シリーズの幸楽での久子と邦子とモーニンら強烈な悪役による血で血を洗う抗争。見ていて生きるのが嫌になるほどのあの抗争から渡鬼は始まったと言っていい。最終シリーズということで最後に遺産争いで原点回帰とはやってくれる。


 咎狗の血というガチホモゲームが原作のアニメを見たんだけど、さすがにTBSなのでそのものシーンはカットされているがホモアニメは世界観や雰囲気からして異世界で面白い。エンディング曲が歌い方がねちっこくて気持ち悪くアニメの雰囲気に良く合っていると思ったら元ZEPPET STOREのボーカルの人でびびった。


 「闇金ウシジマくん」の実写ドラマがやばい。オリジナルキャラを登場させるのはまあ許すとして何故山田孝之よりデカい片瀬那奈を使うんだ。せっかく造形自体は近づけたのにデカい女が常にウシジマを見下ろしているって台無しじゃんか。ますますとっちゃん坊やにしか見えないよ。
 山田にとっては松下奈緒にぶら下がった「タイヨウのうた」以来の屈辱。あのドラマでは沢尻に認知君呼ばわりされたらしいし、あれからかも知れない、山田がおかしくなったのは。
 何故山田をデカい女と共演させるんだ。大きく見せるために小さい女優を使えよ、佐藤千亜妃とか。すっかりホリプロの隠れキャラとなった佐藤千亜妃、公称156だけど絶対もっと小さい。デカい女優が多すぎるので逆に需要があると思う。



 パーリスに聞け!レス

 ももクロの歌は本編後の箱番組でかかるようで。観てないって事はBS放送版のみの様子…?@モクノスケ

 ももクロの歌だけ本編と切り離されて隔離されてたということを書いたのですが我ながらわかりにくかったと思う。

 先週の土曜深夜に何気なくNTVをつけたら「アイドルちん」という有吉司会の番組がやっていたのですが、ご存知でしょうか?尾崎ナナとももクロちゃんが共存するという、驚異のカオスっぷりです(どちらかというと尾崎の方が雰囲気にマッチしていました)。

 きっちり見てます。さすがのももクロでもまだ15才とかですからね、尾崎ナナとか腐女子ズの年長組とか修羅場をくぐってきた一回り年上のグラドルとやり合うのは辛そうです。ももクロとbump.yと9nineで番組をやれば合っているしももクロの楽勝なんだけど。

 巨人小笠原(36)ってどすか。あと里崎は天使らしいね。

 どすかと言われても巨人に行った後の小笠原はラミレスと一緒に毎年淡々とホームランを30本打つ人、というイメージしかないです。

 9nineの新曲(日5変態アニメのED)がびっくりするくらい名曲なんですが、12月まで発売しないってどんな判断でしょうかね

 曲はED映像に合っていてよさげですね。でも9nineってグループイメージがいまだに定まらないんですよね。突き抜けてるももクロや、逆にほのぼのしてるbump.yとかはわかるんですが、9nineは歌もダンスも上手くないのにかっこつけてる感じで中途半端で、入魂のタイアップしたアニメは夕方なのに変態で視聴率1.2%で、さらに発売は12月って、もうホントいろいろダメですよ。 メンバーもやる気なさそうだし。



101010 「街角テクノブレイク」って曲昔あったな


 里崎だった。あまりに里崎だった。
 西岡の結婚パワーだけでなんとか3位に入ったが、ケガ人と不調ばかりで味方がピンチの時に2ヶ月試合に出ていなかった男が颯爽とやってきていきなり大活躍するという、漫画のような活躍。フェニックス一輝かと思ったら現実は里崎。
 これが西岡や井口だったらかっこよすぎて嫌味だが
現実は里崎。かっこいいとはこういうことさ。
 このスーパー里崎なら和田も打てそう。今の欠陥CS制度は3位チームが日本一にならないと撤廃されないのではないかと思う。歴史を変えろ里崎。


 黒木メイサの新曲PVを見ると洋ピン女優にしか見えなくて困る。金髪の洋ピン女優さんが自らの乳を握り締めあらぬ方向へ引っ張りながらすごい形相でこっちを睨んでいる時と同じ表情にしか見えない。


 NHKワンセグ2というわけわかんない所でやってたミニドラマ「パラピク女子高生マコト」というのを見て武井咲の真価に気づいた。今まで老けた顔のケバいモデルとしか思ってなかったのに、なんだよこんなに可愛く撮れるんじゃないかと衝撃を受けた。GOLDとは一体なんだったのか。武井咲はこれからたくさんのドラマや映画に出るだろうけどこれ以上魅力的に撮れてる作品に出会うことはないだろう。


 ドグーンVの緑がいい面構えをしている。間の抜けた白やピンクと違い一人だけやけに鋭い眼光。ああ、これが噂に聞いたハイキックガール(武田梨奈)なのか。
 最近目立つ存在がSMA所属であることが多い、武田梨奈、橋本愛、高田里穂、岡野真也。アイドリングにも2人いるし(色物メンバーだけど)あなどれない勢力になってきた。2010年はSMAが来るよ。


 アニメ「ヨスガノソラ」は田舎の学園、病弱の妹、巫女さん、eufonius・・・と好きなワードが揃っていてこれはいいエロゲアニメ。ももいろクローバーの曲がエンディングのはずだがここにどうやってかかるのかと思ったが、かからなかった。

 正確には昔こち亀で、署の芸術展覧会に両津がマッチ棒の戦艦やプラモデルの戦車を展示しろとゴネるので部長が「お前だけのコーナーを作ってやる」といって個展みたいにまとめたが両津がいなくなった後そこだけ壁で塞いでしまった話があったのだが、あんな感じだった。



 パーリスに聞け!レス

 以前「のあのわについて書いて欲しい」と送った者です。MAGICAL CIRCUSのレビューありがとうございます。 知りたいと思っていた事が読めて嬉しいです。のあのわもうちょっと売れて欲しいですね。 しかしボーカルを「森ガール」として売り出そうとしているのは迷走しているような気がして心配です。

 プログレとガールポップが好きな私にとって両方の要素あわせ持ってるバンドとなると最高の音楽に近くて、javjavとかLccal BusとかCORE OF SOULとかクライベイビーとか美結とかトルネード竜巻とか売れなかったから、のあのわも理想的なバンドなんですが多分売れないんだろうなあ。

 http://wwws.warnerbros.co.jp/incitemill/ いくらなんでもこのメンバーじゃ堀社長に呼び出されたとしか思えません。@ユハラマサユキ

 話題のホリプロ映画ですか。北大路欣也は最近仕事を選ばない印象がある。

 もうEd Kowalczykについて語れる人は日本ではあなたをのぞいて他にないですよ!Googleを開いても満足を得ら れる結果を得られないし、amazonのカスタマーレビューもゼロだし…@中の人

 元々LIVE自体が無名ですし。最後のアルバム日本盤出なかったし。というかエドのアルバムはアメリカでも売れてなくてオランダとベルギーでは売れてるらしい。そういえばGracious Fewのアルバム買わなきゃ。



100930 私がカラオケで歌いたいのは大事マンブラザーズバンドの「キボウ」なのに


 岩倉ともみ(グラビアアイドル)
 武内すくね(萌え漫画家)
 いそう


 そういえば平成ジャンプのアルバムに一番好きな「スクール革命」が入っていなかったので「真夜中のシャドーボーイ」をブコフでわざわざ買ってきた。これで完璧だ。


 池内淳子が亡くなってしまったので渡鬼最終シリーズで大吉2号(宇津井健)の再婚ネタが使えなくなる。またおやじバンドを延々引っ張るのだろうか。
 赤木春恵の復活は期待している。介護すると見せかけて姑に復讐を果たすピン子、というホラー展開も最後だから見たい。


 けいおんを映画化してもやることないだろって話だけど、おじゃまんが山田くんだって映画化したからなんとかなるだろう。となりの山田くんじゃないぞおじゃまんがの方だ。実写だったらどうしようって考えた場合、
 唯 岡本玲
 澪 岡本杏理
 律 入来茉里
 梓 小池彩夢
 ざっとこのように思い浮かぶんだけどムギだけ浮かばない。若くてあんな落ち着いた雰囲気の人物はいない。だから10代にして「団地妻」の二つ名を持つ中の人の寿美菜子にそのままやってもらうしか無いのではないか。
 中の人を入れておくことによってアニオタへのサービスになる。エロゲから一般テレビアニメになる時にエロゲ声優からアニメ声優に変更したのに一人だけエロゲ声優がそのまま残ってる、というのとやっていることは同じ。どうせムギなんて「お茶が入りましたよ」くらいしかセリフ無いのだから。

 というわけでこのキャストでBeeTVでドラマ化しよう。大々的に映画化とかテレビドラマ化だとあれだけど、BeeTVならどうせ誰も見ないから許されるような気がする。ちゃんとキャストもバーニング、スタダ、ホリプロと分けておいたし。


 00年代アイドルグループ興亡記。未だに再開要望が多いようなのでなんとか書いてみた。第一部はノリノリで書けたんだがそれ以降話が膨らまなくてな。低視聴率で打ち切られたマッチさんのドラマ「野望の国」のように駆け足になってしまった。これ以上は書く気無いです。もう満足して頂けたと思う。

「野望の国」第一部(全9話) → 第二部(全5話) → 第三部(全2話)

 
Dreamの新曲も一応買っている。ボーカルがえらく没個性になってしまったと思ったら橘・山本ではなく高本・西田が歌ってるんだそう。あの2人を踊らせてるだけなんてもったいないと思ったが、そこはネスミスをダンサーにしただけのことはあるLDH。ボーカルなんて1人か2人いればいいんだろう。匿名性の高いエレクトロげな曲だから没個性な声の方がいいんだろうし。
 ならさらにエグザイルにならってLoveとDreamを合併させてしまえばいいと思う。美咲とさやかの2人をメインボーカルにしてLoveのステファニーはダンサーへ。ダンサーもうちょっと入れて2人が歌ってるまわりでグルグル踊ってたらいいじゃない。そうなれば理想的。Happinessはどこ行ったかしらん。


 ところで9nineやbump.yに対抗して研音も川口春奈を中心としたアイドルグループ作ればいいと思う。研音のアイドルグループってめちゃめちゃセンス無さそうで面白そうだなあ。



100929 

<00年代アイドルグループ興亡記>

第三部 2004-2006 英雄達のレクイエム

 エイベックスのSweetSは最初の指揮官おちまさとがシングル2曲で更迭、rom△ntic high(加藤健)が全ての作詞を担当するようになってからはポストSPEED最後の正統派と呼ぶにふさわしいグループとなった。

 この時期のグループはそれぞれ強力な実力と個性を持つ看板ボーカルを擁していた。多彩な英雄が綺羅星の如く出現、誰も知らないが2005年前後はアイドルグループのボーカルの平均レベルが最も高かった時代だったのである。


 SweetSにはR&Bの資質を持つ吉村綾花と、ボーイソプラノのような美しい声質の竹輪春奈というツートップ。

 PARADAISE GO!!GO!!にはメンバー最年少にしてメインボーカルを任された若きエース・松本美咲。

 SisterQには非力なセンター光岡昌美を支える左右のウイング竹内綾乃と高橋亜弥。特に高橋は若干15才にして驚異の重低音を備えていた。

 dreamといえばこれみよがしに叫ぶ橘佳奈と、伸びやかな高音の山本紗也加、そしてヴォイス・オブ・ドリーム長谷部優の3人が繰り出すジェットストリームアタック。

 Buzyにはこの人、アイドルと呼びにくい迫力を持つ孤高のボーカル・當山奈央。

 Bon-Bon Blancoのサントスアンナももちろん健在だった。

 この中に京都からゲリラのように乱入してきたハレンチ☆パンチは、設定やギミックを盛り込んだグループだったがメインボーカルの小笠原朋美も確かな実力を持っていた。


 「Girl's BOX」ではSweetS、dream、PARADAISE GO!!GO!!、Perfume、ハレンチ☆パンチが同時に見られることもあった。
 アイドルファンの間ではみんな同じくらいの人気を持っていたが、もはやアイドルファンだけではパイが小さすぎこの中で争っていてもどうにもならず、メジャー大陸への航路は閉ざされていた。

 全く期待されていなかったPerfumeはアイドル不毛の地だったサブカル層を開拓し、その経由でメジャー大陸へ上陸を果たした。これが世に言うパフューム・ダ・ガマの「サブカル大陸の発見」である。


 SweetS、Buzy、PARADAISE GO!!GO!!、SisterQといった正統派ボーカル&ダンスグループは2006年でだいたい死に絶えました。特にSweetSの解散をもってポストSPEED時代は終焉したと言える。

 ボンブラ、ハレパンはほんのつい最近までがんばりました。あっ、dreamだけは今でも一応います。ちなみに「GIRL POP FACTORY」「Girl's BOX」「Girls Woodstock」の三大フェスに全部出演経験があるのはボンブラだけらしい。

 大地は枯れ、海は干上がりもはやメジャーで歌って踊るアイドルがまた活躍する日は来ないと思われた。



100928 

<00年代アイドルグループ興亡記>

第二部 2003-2004 ボンブラとボイスタ〜キャレスの乱

第一部 2000-2002 ダンスグループ戦国時代 参照


 2001年はZONEの勝利で終わったが、その天下はかつてのSPEEDほど磐石ではなかった。
 2002年の7月、東と西から二大勢力が挙兵する。大阪からアミューズ家の新鋭Boystyle、東京からは伝説の部隊・南青山少女歌劇団の末裔、Bon-Bon Blancoである。

 この時期はZONEの成功でもはや普通のダンスグループでは目立たないとばかりに多ジャンル化が目立つ。ボイスタはパンクポップ風味のアイドルポップス(最初の2曲だけ)だったし、ボンブラはさらに強力にボーカル+打楽器メンバー4人でラテンパーカッショングループと銘打った。


 この2つが陳勝呉広となり、関西以西から多くの群雄が割拠する。
 特に大阪のアイドル虎の穴・キャレスはかつての沖縄アクターズスクールに匹敵するほど多くの人材を輩出した。

 まずボイスタがキャレス。元々ここの出身だったCOLORはキャレスからさらにメンバーを補充しBuzyとして生まれ変わった。
 落ち延びていたdreamもキャレス出身者を中心に主に関西から新メンバーを迎え8人dreamとして再起。
 後にHINOIチームを結成するメンバーによるLOVE&PEACE、エイベックスの分派LDH家のPARADISE GO!!GO!! もまたキャレスの出身だった。

 さらにエイベックス家の「最後の正統派」SweetSも大阪・長崎・鳥取の混成部隊(SweetS、パラゴーについては次章に譲る)。福岡からPriereが興り、そして広島からはアミューズいらん子中隊・Perfumeがボイスタ、Buzyの陰に隠れてひっそり挙兵。

 関東からはボンブラの他にはアイドルとヒップホップの融合をひっそり追求したKing、大半がカバー曲ばかりだったSpringsぐらいしか見当たらない。あっ、鳴り物入りでメディアジャックデビューした美少女クラブ21があった、と思ったら半年くらいであっという間に収束していった(派生ユニットの森田クラブ〜D.D.Dは2006年くらいまで活動)。


 しかしこの中でもちゃんとバックアップ体制が整っていたのはボンブラとボイスタ、8人dream、そしてZONEだった。2003年の短い期間にこの4つがアイドルグループ四天王だった時期があった。

 好ライバルだったボンブラとボイスタも共に「ONE PIECE」オープニングテーマが最高位だった所にこの時期の限界がある。当時は10代の女性タレントを売り出す手段がアイドル歌手からアイドル女優へ変化していて、メジャー大陸はアイドルグループを必要としていなかったのだ。

 涙のハリケーンのMステ事変以来、歴戦の強者だったボンブラもインディーズへ移っていく。
 ボイスタは2004年を最後に消失していった。少女グループの割には高い声が一人もいなくてグループ名どおり少年合唱団みたいだった所に魅力があった。MIRAIはそれが最も表れた名曲だった。未来江藤〜未来江藤〜君と逝こう〜

 そして最も熱く美しい最後の戦いへ続く。



100923 ツウィッター飽きた

 瀧本美織の「てっぱん」のCMがたくさん流れている。SweetSファンとしては感慨深い。綾、春奈というメインボーカルの脇でルックス担当として笑顔を振りまくだけの存在だった美織が堂々と主役を張っている!というだけで泣きそう。
 ゲゲゲの女房なんて朝ドラは昭和ものをやっとけば数字取れるってだけの安パイ企画じゃないの。榮倉奈々の「瞳」をこれ以上無いくらい楽しんで見ていた私としては断然こっちだ
 榮倉が「シャラップっす」って言ってからさらにムカつく顔をして「シャラップっすぅー」って伸ばして言ったところがすごく好き。


 げんしけんが連載再開するのは朗報。この漫画を現代の「ふぞろいの林檎たち」のように読んでいたので社会人編はアリだ。新キャラたちの大学生活じゃなくて普通にあの9人のグダグダな社会人編を描いて欲しい。


 ストライクウィッチーズ最終回を見た。
 みんな魔法力を使い果たしたはずなのに飛べたのは火事場のクソ力ってことでいいんだよな。俺達の世代はキン肉マン読んでるからつじつまの合わないことにも納得できる。

 ジャンプ漫画で欠かせなくなる「強さの数値化」だが、最初は単に新キャラであるバッファローマンの強さを際立たせるために作られたもので、今まで戦ってきた奴らが全員100万弱くらいだと。凡百の漫画家なら2〜3倍くらいにしておくものだがバッファは一気に10倍の1000万パワーだと。もうめちゃくちゃ。そんなの勝てるわけないじゃん。
 最終的にはキン肉マンには95万パワーの他に火事場のクソ力っていうのがあってそれがだいたい7000万パワーくらいあるよって、もう何よそのどんぶり勘定。じゃあ今までどれだけ圧勝だったんだよ。

 だからまあ宮藤カミーユ状態だけど復活の理由なんて後からいくらでも付けられるものだ。



100917 よう秀平


 サラリーマン金太郎に本宮ひろ志本人(に限りなく近いキャラ)が出ていて笑った。このまま伝説の「やぶれかぶれ」路線の方向へ行って欲しい。


 水樹奈々のセクシーグラビアを見て、他意はないが「田村亮子スーパーセクシー」という伝説の見出しを思い出した。未だにあれを越えるインパクトの煽り文句はない。


 けいおん!!に続編があったら唯たちの大学編じゃなくて、ちばあきおの「キャプテン」みたいに部の移り変わりを描いて欲しい。
 律 丸井
 梓 イガラシ
 になるだろ。あずにやん部長の3期ではイガラシのスパルタ管理野球みたいに、あずにやんとジャズ研出身の純がテクニック重視のプログレジャズロックを標榜する。もうけいおんじゃない。唯が近藤だとしてやっぱり谷口君がいない。

 ところでキャプテンの主題歌の
「君は何かができる」は「作詞:山上路夫」と書いてあるのを見たらおおやっぱりか、と感動が増すよね。山上路夫と他の作詞家の名前じゃあ説得力が違うもの。


 ストライクウィッチーズも20才で魔法が使えなくなるから坂本ミーナゲルトの3人が除隊しそうだ。となると3期では年齢からいって次はシャーリーかエーリカが隊長になるのか。この2人がトップって命令系統がやばい。
 シャーリー・エーリカ体制のストライクウィッチーズは見たい。カールスラント人が2人いなくってリベリオンから新人が入って、厳しかったドイツ式の501からアメリカンな隊になると面白い。



 パーリスに聞け!レス

 宇宙ダーザインごっこするものこの指とまれ!

 ちょっと高度過ぎて良くわからないわ。

 ごぶさたしています。パーリスには柳沢きみお関連でインスパイヤされたので、『サラリーマン漫画の戦後 史』のあとがきに断りもなく謝辞を入れさせていただきました。本の中ではたぶんパーリスさんのきみお観 とは違う分析を行いましたが、上梓後も個人的にきみお研究を続けようとアマゾンできみ漫を買い足してい たところ、やはり『極棒兄弟』で笑いが止まらなくなり、先に進んでいないというか先に進む気が萎えてい るという状況です。@真実一郎

  恐縮です。中西やすひろ「Oh!透明人間」が実写映画化されるなら極棒兄弟が映画化してもいいと思います。http://www.interfilm.co.jp/tohmeiningen/index.html
 実写でカストラート作戦を見たい。



100912 何だっつんだSummer


 最近睡眠サイクルが狂ってなかなか更新できないのう。


 5年くらい前にクレージーキャッツの映画にはまったことがあって、私が物心ついた時には植木等も谷啓もすでに老人だったが60年代の映画に出てくるクレージーはいつまでも若く躍動的だった。黄金作戦で見た
金だ金だよラスベガスを歌い踊るクレージーは圧倒的だった。これゲリラ撮影だっていうから昔は怖い。
 谷啓追憶で最高傑作の「大冒険」を地上波で放送しないだろうか。


 アイドリングのドッジボール面白かったな。笑いすぎて救われた。
 ぬるいアイドルのドッジボールのはずが、遠心力をつけて剛速球を繰り出す新人・野元の登場で空気が豹変。ボコボコぶつけられる大川後藤。威嚇するフォンチー。何の役にも立ってない伊藤とせりな。他のメンバーに「野元に回せ!」と煽る升野。ニコニコ笑いながらぶつけまくる野元が海人ゴンズイに見えた。
 そして戦いの中でバラエティーであることを忘れた森田。返すボールを遠くに放り投げるというアイドルのすることじゃない卑怯な時間稼ぎに出る。ブラジル人みたいだ。終了寸前でぶつけられ放送禁止の目つきで野元を睨む森田。梓みちよに水をかけられた時の明石家さんまのような顔で一触即発。こんななんの得にもならん勝負に命をかけるバカアイドル、森田涼花が美しい。
 アイドリングは4期生が最強メンバーかも知れない。


 今月でストライクウィッチーズもけいおんも終わってしまう。10月からは大して面白いアニメはなさそうもう死ぬしかないかと思っていたが私には「渡る世間は鬼ばかり 第10シリーズ」があるのだった。今回でついに最終シリーズとなる。
 岡倉大吉がすでに死んでいたことが判明。今の大吉(宇津井健)はタキさんが連れてきた偽者だった。5姉妹の誰が大吉の年金を受け取っていたかで憎しみあう所から始まるとみた。時事ネタを盛り込んでくる橋田先生のことだから今話題の所在不明老人問題を入れてくるに違いない。



 パーリスに聞け!レス

 パーリスさんは今年はどのフェスに行ったんですか?@b

 特に見たいバンドが無かった。

 真実一郎氏の著書「サラリーマン漫画の戦後史」の後書き に編集者や速水健朗氏と並んで「パーリス氏」に御世話になりましたと書いてありました。 何も知らないで読んだ人が外人だと思うのじゃないかと心配です

 その本は買いましたよ。まだ全部読んでないけど。何も世話した覚えはないのでそういう外人がいるんでしょう。

 >THE NEXT DECADE
 おめでとうございます。  答え書いてすみませんでした。でも、たどり着けなかったんです。ようよう、読めました。Video Killed the Radio Star で言うなら、私はインターネットに淘汰される受け手なのかも。@mori


 たどりつけました!NHK で twitter 特集したので意を決して登録し、followさせていただきます。@mori

 ツイッターそろそろ止めるかもしれませんけどね。



100903 敏也とのガチ濡れ場を再現


 風のうわさで柳沢きみお「市民ポリス69」が実写映画化されるということを聴いた。原作を知る者としては俄かに信じがたい。びっくりして思わず更新してしまった。休止中のこのサイトを復活させたのはやはりきみおだった。どんなにひどいすごい漫画なのかというと、2年前
単行本化された時に書いた話をここに再掲する。


市民ポリス69 上・下/柳沢きみお

 隔月のマイナー雑誌で5年に渡り連載された幻の作品がその全貌を現した。

『警察では手の回らない小規模犯罪を取り締まるべく
 東京都は善良な一般市民から100人を選び出し
 犯罪検挙組織「市民ポリス」を誕生させた』

 と、カバー裏には書いてある。このプロットで普通の漫画家なら市民ポリスの活躍と葛藤を描くはず。しかし柳沢きみおはやっぱり天才だった。市民ポリスに選ばれたおっさんの汲々とした生活を描くだけなのである。「劇画パーマンおっさん編」とでもいうべき、ヒーローと程遠いミクロな世界が延々続く。

 市民ポリスとなったおっさんは家庭で虐げられていて月の小遣いがわずか6000円。「3万円あれば最高なのだが・・・」といって真剣に悩んでいる。それをさらに3000円に減らされる所はもう涙なくして見れない。
 仲間の佐々木さんと共に市民ポリスの能力で金を稼ぐことを企むのだが、金持ちの財布からちょっとだけ抜くとか、コンビニ強盗計画(未遂)とかもうひたすらスケールが小さい。これ隔月で読んでたら絶対頭に入らない。

 オッサン最終的に小遣いを月1500円に減らされる。そして冴えないオッサン好きのホステスという都合のいいキャラが愛人になる。ホステスから月10万円あげると言われるのだが、「一万円でいい。今まで小遣い月1500円だったからこれで十分なんだ」というと「今まで一日50円だったなんて信じられない」と泣きつかれさらにホステスの母性本能をくすぐる。
 そしてホステスにもらった金でこれからは500円のランチも食える!とかいって喜ぶのだ。こんなスケールの小さい漫画描けるのきみおだけだ。

 そして度肝を抜かれたのが次のサブタイトル三連発、

  第23話「巨乳」
  第24話「締まる!!」
  第25話「アナル」

 出た! サブタイトル「アナル」!きみおマンガでは良くあること。

 後半は性獣と化したおっさんと愛人の爛れた日々が延々続くだけでもはや市民ポリス全然関係ない。たまにビールと焼き鳥食って至福の表情を浮かべるという、いつものきみマンだ。きみおファンであれば絶対買うべき。悩める男とドタバタギャグという手法はかつての「すくらんぶるエッグ」を思わせる。主人公が少年からオッサンに変わっただけ。ラスト近くでは大市民の山形もカメオ出演するぞ。

 という話である。だいたい市民ポリスの装備が非力すぎる。水鉄砲のようなデザインのしょぼい麻酔銃を与えられてるのみ。2連発しか利かないので2発外すだけで即フルボッコ。しかも無報酬。

 映画はこんなキャストらしい。

『市民ポリス』監督:本田隆一、
主演:酒井敏也(芳一彦次郎)
出演:早見あかり(永山桃)、斎藤陽子(芳一美里)、 桐生コウジ、原紗央莉、津田寛治、清水章吾(長官)、佐藤二朗、錦野旦

 早見あかり何やってんだ。こんな所でももいろクローバーと柳沢きみおが繋がるとは思ってなかった。

 主演が酒井敏也なのはいい。山本康人の「忍者パパ」が実写化されたら酒井敏也しかいない、と書いたことがある。さえないおっさん主人公に適任だ。水着に覆面という変態痴女・市民ポリス68号がAV女優の原紗央莉か。これも完璧に合っている。嫁が斎藤陽子なのは美人過ぎる。あき竹城でいいのに。

 早見あかりの役はその主人公のおっさんの愛人役ということになる。ホステスになったり婚約者に浮気されて拒食症になったり散々な役だが、15歳の現役アイドルを連れて来てこんなものをそのままやるわけないから主人公が憧れてる女の子、程度のチョイ役に改変するのだろう。
 この役は最近すっかりC級映画のヒロイン役が板についた黒川芽以が適任だった。あるいは伊東遥とか早乙女ルイとかかわいいAV女優を連れて来て原作通りに酒井敏也とのガチ濡れ場を再現しても良かった。何故早見あかりなんだろう。

 多くの名女優を産み出したスターダスト所属で15歳とは思えない美貌を持ち、5年後10年後のスター女優として誰もが将来に夢を見たくなる早見あかりの初出演映画は得体の知れない原作によって苦い記憶となるのであった。
 どうせ原作とは全然違うだろうからももクロちゃんファンはこの漫画読まない方がいいです。これは読む暴力である。絶対読むなよ!ってやつだ。

 


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